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★PAGE 4 (難易度3のゲームたちです。)

カタンの開拓者たち (DIE SIEDLER VON CATAN)
   <メーカー=KOSMOS他、人数=3−4人、時間=75−90分> ≪難易度=3、お勧め度=S≫ 【95年ゲーム大賞】
カタン島という無人島の開拓、開発を競うボードゲームです。ボードが組立式で毎回変化するのが特徴です。
ドイツゲームの中でも屈指の名作で、うちの最人気ゲームの1つです。特にママのお気に入りのゲームです。
1995年のドイツゲーム大賞受賞作なのですが、もはや古典の風格すらありますね。

まず6角形の地形タイル19枚を6角形(はちの巣状)に組み立てます。そしてその回りに海タイルと港タイルを配置します。
各地形タイルの上には、2−12のダイス目をあらわすマーカーをおきます。これがゲームの舞台となるカタン島です。
地形タイルには、木、レンガ、麦、羊、鉄の5種類があり、それぞれカタン島の開発には欠かせない資源カードを産出します。
資源カードは、その地形タイルにのっているマーカーのダイス目が出たときに、その地形タイルに接して開拓地又は都市を
建設しているプレイヤーが獲得することが出来ます。資源カードは、プレイヤーが開発を行う際に必要になります。
例えば道を引こうと思えば木とレンガが各1枚必要ですし、発展カードを引こうとすれば麦、鉄、羊が各1枚必要です。

プレイヤーは、6角形の地形タイルの頂点に開拓地または都市を建設し、そこから地形タイルの辺にそって道を引き、
島を開発していきます。最初にプレイヤーは順に開拓地2ヶ所と道2本を配置した状態でゲームを開始します。
手番のプレイヤーは、1.ダイスを振って資源の産出を行い、2.他のプレイヤーと交渉を行って資源カードを交換し、
3.交易を行って、必要な資源カードを入手し、4.建設(開拓地、道、都市の建設あるいは発展カードを引く)をしてターンを
終了します。発展カードの中には勝利点カード、騎士カード(他のプレイヤーの資源産出を妨害するカード)などがあります。
早く開発を進め、10点(得点は開拓地=1点、都市=2点、勝利点カード=1枚1点などと決められています)
を獲得したプレイヤーの勝ちです。(他にもたくさんの細かいルールがありますが、非常に長くなるので割愛します。
言葉で説明しようとするとこのゲームのルールは複雑なのですが、実際プレイしてみるとわりと分かりやすいルールです)。

このゲームでは、ゲームの最初に開拓地と道をどこに配置するかが非常に大きなポイントとなります。
5種類全部の資源をバランスよく産出することはまず出来ませんから、最初に自分がどういう勝利形を目指すのかを
意識した上で、どの資源を重点的に確保するのかを決めておかなければなりません。
しかし、実際の資源産出はダイス目次第ですから、思惑通りに事が運ぶかどうかは分かりませんが(^^ゞ。
あと、プレイヤー間の交渉を積極的に行うこと(麦をあげますから羊をください、のように)も大事な要素です。

プレイヤー同士のカード交換の交渉、そして駆け引きも非常に楽しい、運と技術のバランスがよく取れたゲームです。
そして、毎回ボードが変化しますから、ゲーム展開も多彩で、同じゲーム展開というのがまずない点も魅力です。
毎年世界大会まで開催されているほどの人気ゲームで、多くのバリエーションルールも考え出されています。
また、カタンにはカタンの開拓者(俗に素カタンと言います)の他に、カタンの航海者、城と騎士、宇宙カタンなどの
変形バージョンもあります。更に2002年からは、ゲームメーカーのカプコンが日本オリジナルバージョンを発売して
大々的に宣伝していくようですね(私はドイツの原作のデザインの清貧なイメージの方が好きですが)。
これからもっともっとメジャーになっていくゲームだと思います。  (2002.6)
このゲームの紹介ページへのリンク… 名古屋EJF  Hammer's Page  Table Games in the World  写真館へ
カタンの開拓者たち拡張パック
   <メーカー=MAYFAIR他、人数=5−6人、時間=75−90分> ≪難易度=3、お勧め度=S≫ 【95年ゲーム大賞】
カタンの開拓者は4人ゲームですが、これを6人で遊べるように地形タイルなどを増やすキットです。
うちは5人家族ですから、カタンをするときには拡張パックを使って遊ぶ方が多いです。

6人カタンでは、地形タイルが11枚増え、カタン島が一回り大きくなります。又、4人カタンのルールに、
“各プレイヤーは、自分の手番以外でも建設を行うことが出来る”というルールが追加されます。
(但し、このルールを追加すると、序盤でリードしたプレイヤーが有利になりすぎる欠点がありますので、
うちのハウスルールでは追加ルールはなしでやっています。)

うちの拡張パックはイギリスバージョンですので、タイルのデザインが少し違います。
子供には、イギリスバージョンのカードデザインの方が分かりやすいようです。  (2002.6)
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ハイパーロボット (RASENDE ROBOTER)
   <メーカー=HANS IM GLUCK、人数=何人でもOK、時間=30分>≪難易度=3、お勧め度=S≫
パズルゲームの傑作です。何人でも参加でき、手軽に遊べますからパーティーゲームにも向いています。

ボードは碁盤状に四角いマスで区切られており、壁などの障害物とロボットの目的地となる色つきのマスが描かれています。
また、ボードは4分割されており、両面を使うことが出来ますので、ボードのバリエーションは合計96通りあります。
まず、ボードを組み立て、4色(赤、青、黄、緑)のロボット駒をボード上の任意の位置に置いてゲームを始めます。
ボード上には、合計17個の目的地マス(各色4種類づつと無色マスが1つ)があり、それぞれに対応するタイルがあります。
まず全部のタイルを裏向けにしておき、1枚のタイルを表にします。そのタイルが指示するマスに、指示する色のロボットを
より少ない移動回数で運ぶ経路を見つけることがこのゲームの目的です。
ロボットの動き方には決まりがあります。ロボットはたて、よこに動きますが、一旦動き出すと壁、又は他のロボットにぶつかる
まで止まれません。従って、ボード上をぐるぐる迂回しないと目的地に到達できない場合が多いですし、あるロボットを動かして
他のロボットの障害物として利用しないと目的地に到達できない場合もあります。
各プレイヤーは、実際にはロボットを動かさず、頭の中で何回ロボットを動かせば目的地に指定のロボットを運べるかを考え、
行き方が分かったプレイヤーは移動回数をコールするとともに砂時計をひっくり返します。他のプレイヤーも砂時計の砂が
落ちきるまでの間なら移動回数をコールすることが出来ます。砂時計の砂が落ちきったときに最小の数字をコールしたプレイヤー
が実際にロボットを動かして見せ、コールした回数で目的地に指定のロボットを運べたらタイルを獲得することが出来ます。
これを繰り返し、指定の枚数のタイルを早く獲得したプレイヤーの勝ちです。

うまい経路を見つけた時はとってもうれしいです。そして、他のプレイヤーに自分が自信を持ってコールした回数より少ない
回数をコールされると、ちょっとくやしいものですから、何とかもう少し短い経路はないものか、と必死で考えてしまいます。
とにかく急いでパズルを頭の中で完成しなければなりませんから、みんな夢中になります。何度やってもあきない楽しいゲームです。
子供たちも大好きで、よくパパに挑戦してきますが、このゲームだけはパパはそう簡単には負けません(^^)。  (2002.6)
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マンマミーヤ (MAMMA MIA!)
   <メーカー=ABACUS SPIELE、人数=2−5人、時間=30−45分>≪難易度=3、お勧め度=S≫
出来るだけ多くのピザを焼きあげることを競うカードゲームです。記憶力が大切なゲームですが、
記憶力がいいだけでは勝つことは出来ません。独特の雰囲気を持った楽しいゲームです。

プレイヤーはそれぞれ8枚づつのレシピカード(プレイヤーごとに色分けされており、ピザを焼くのに必要なトッピングも
プレイヤーごとに少しづつ違います)を持ち、自分の手元に自分専用の山札として置いておきます。
ピザのトッピングカード(サラミ、パイナップル、マッシュルーム、ペパロニ、オリーブ)65枚はテーブル中央に山札として
置いておきます。最初にレシピカード1枚、トッピングカード6枚を持ってゲームを始めます。
まずカードをプレイします。プレイヤーは自分の順番が来たら、同じ種類のトッピングカードをみんなに見えるように場に出します。
そして、その上にレシピカードをみんなに見えるように1枚置くことが出来ます。それから、レシピカード又はトッピングカード
いずれかを、手札が7枚になるように補充することが出来ます。次のプレイヤーは前のプレイヤーの出したカードの上に
自分のカードを積み重ねていきます。これをトッピングカードの山札がなくなるまで繰り返します。
それから、ピザを焼いていきます。出来上がったカードの山をまとめて、カードがプレイされた順にテーブル上にトッピングカード
を並べていきます。レシピカードが出た時に、そのレシピカードを出したプレイヤーが、場にあるトッピングカードと自分の手札を
合わせて、レシピカードの指定するトッピングを用意できればそのピザは焼きあがったことになります。
その場合、使用したトッピングカードを捨てて、レシピカードを獲得します。ピザを焼くことが出来ない場合は、レシピカードを
自分専用の山札の一番下に戻します。これを繰り返し、全部のカードを並べ終わったら、まだピザを焼くのに使われていない
トッピングカードはそのまま場に残し、使用済みのトッピングカードを集めてよくシャッフルして山札を作ります。
そして又カードをプレイしていきます。これを3回繰り返し、より多くのピザを焼き上げたプレイヤーの勝ちです。

カードをプレイする際、場に既にあるカードの枚数と種類、そして他のプレイヤーのレシピカードが成功するかどうかを
考えながら自分の行動を決めていくことになりますが、ピザを焼く時にはプレイヤーの手札も使えますから、どうしても
読みきれない部分が残ります。また、レシピカードもよく考えられていて、ゲームの波乱要因を作り出しています。
ですから余り深く考えこまずにプレイした方が結果がいいこともあります。
うまく自分の思い通りにゲームが進んでピザがうまくたくさん焼けるととってもうれしいです。
ゲームの雰囲気が好きなようで、子供たちもお気に入りです。5人が一番楽しいゲームですからちょうどうち向きですね(^^)。
(2002.6)
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ジョッキー (JOCKEY)
   <メーカー=BERLINER SPIELE&CARTEN、人数=2−6人、時間=30−45分>≪難易度=3、お勧め度=S≫
競馬をモチーフにしたボードゲームです。ただ賭けるだけではなく、レースにも参加するところが面白いところです。

ボード上には競馬場が描かれており、赤、青、黄、茶色の4頭の馬がレースに出走し、81マス先のゴールを目指します。
プレイヤーは最初に1000ドルづつ持ってゲームを始めます。各レースの初めに、プレイヤーはプレイ人数に応じて9〜15枚の
カードを配られます。カードには、特定の色の馬を進めるもの、特定の順位の馬を進めるもの、などがあります。プレイヤーは
自分の手札を見た上でどの馬に賭けるかを決めて、他の人に見えないようにカードに自分の賭けの内容を記入します。
賭けは、1位(単勝)、2位以内(複勝)の2頭の馬を決め、それぞれに対して掛け金を記入することによって行います。
単勝は掛け金の3倍、複勝は掛け金の1倍、両方とも的中すると単勝、複勝の掛け金の合計の4倍が配当金として払い戻されます。
賭け終わったらレーススタートです。プレイヤーは順にカードを1枚づつプレイし、カードの指示する馬を進めていきます。
2着の馬がゴールしたらレース終了で、賭けの清算を行います。2レース目以降は、持ち金が少ない場合、銀行から借り入れを
行って毎レース1000ドルまで賭けることが出来ます。3回レースを行い、一番お金を稼いだプレイヤーの勝ちです。

このゲームではプレイヤー全員で馬を進めていきますから、自分の賭けている馬を他のプレイヤーに悟られない方が有利です。
従って、序盤では自分に関係のない馬を進めたりしてそ知らぬ顔でレースを進め、終盤に本性をあらわすことになります。
また、このゲームでは他のプレイヤーの動向がレースの結果を決めますから、自分の手札ばかりを見て賭ける馬を決めても
うまくいかないことも多いです(自分の手元に特定の色の馬を進めるカードが集中していれば、他のプレイヤーが
その馬に賭けてくる可能性は低いですから、孤軍奮闘しても勝ち目はかえって薄いのです)。
あと、最終レースの駆け引きも大事です。有り金すべて賭けて勝負に出るか、賭けは小額にしておいて他のプレイヤーが
全員外すことに期待するか、なまじリードしていると悩むことになります。

初めてのプレイヤーにも分かりやすいルールで、プレイヤー間の駆け引きがたっぷり楽しめる、よく出来たゲームです。
お金を賭けるゲームでありながら、上品な雰囲気のゲームに仕上がっているのも好印象です。
子供たちも大好きです。大体子供たちは賭け事が好きですが、賭けかたに子供の性格がよくあらわれますね。
かなちゃんは慎重にちびちび賭けますし、ゆうやくんは大胆にばくちをうつ方です。また、なっちゃんは他のプレイヤーの
資産をよく見ています。子供の行動を見ているのも親としては楽しいです。  (2002.6)
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アクワイヤ (ACQUIRE)
   <メーカー=SCHMIDT他、人数=3−6人、時間=60−75分>≪難易度=3、お勧め度=A≫
ホテルチェーンを建設し、株を購入(投資)し、ホテルチェーンを成長させ、あるいは合併させることによって利益を得て、
ゲームの終了時にもっともお金持ちになることを目指すボードゲームです。熱心なファンも多い名作ゲームの1つです。

うちが所有するアクワイヤはあまり評判の良くないシュミット社製で、他メーカーのものとは少しルールが違いますが、
ここでは一般的なアバロンヒル社のアクワイヤのルールをご紹介します。
ボードは12マス×9マスあり、1−Aから12−Tのように各マスに呼び名がついています。
それと、各マスに対応するタイルがそれぞれ1個づつあります。
ホテルチェーンは、合計7社あり、高価な2社、中間価格の3社、安価な2社があります。
そして、各ホテルチェーンの株券が25枚づつあります。株券の価格は、ホテルチェーンが何枚のタイルによって構成されて
いるかによって変わってきます(大きくなればなるほど高価になります)。価格は、株式相場カードで確認します。
ホテルチェーンは、空いているホテルチェーンがある時に、ホテルがたてよこにつながったかたまりが出来ると誕生します。
(どのホテルチェーンを誕生させるかは手番プレイヤーが決められます。その際、誕生したチェーンの株式1枚を獲得します。)
又、ホテルチェーン同士がホテルの建設によってつながった場合は、小さい方のホテルチェーンが吸収合併されます。
吸収合併されるチェーンの第1位、第2位株主はボーナスを獲得し、所有する株式を時価で販売するか、吸収相手のチェーンの
株式と1:2交換するか、あるいはそのまま保有することができます。そのまま保有した場合、そのホテルチェーンが再びボード
上に誕生したときに有効となります。もしゲーム終了までそのホテルチェーンが出来なければ株券は紙くずとなります。
なお、11個以上のタイルで構成されるホテルチェーンはセーフティチェーンと呼ばれ、もはや吸収合併されることはありません。

プレイヤーはタイルを6枚と、お金を6000ドル持ってゲームを始めます。ホテルチェーンと株券はボード横に置いておきます。
手番のプレイヤーは、1.手持ちのタイルのうち1つをボード上に置き(ホテルの建設)、2.それによってホテルチェーンの誕生、
合併が起きたらその処理を行い、3.ボード上に存在するホテルチェーンの株式を3株まで購入して、4.タイルを1枚補充して、
ターンを終了します。これを繰り返し、ボード上にタイル41個以上で構成される巨大ホテルチェーンが誕生するか、すべての
ボード上のホテルチェーンがセーフティチェーンになっているときに、手番プレイヤーが宣告することによりゲームが終了します。
最後に、合併時の処理に準じて株式の清算を行い、一番多くの現金を持っているプレイヤーの勝ちです。

このゲームは、各ホテルチェーンの株式を効率よく取得し、1位または2位株主の座を確保することがポイントです。
株式を保有しても、2位までに入っていないとボーナスが得られませんから、たいした利潤を得ることが出来ません。
そして、手元現金が不足しないように、自分が株式を持っているホテルチェーンを適度に合併させて現金収入を得ることも
大事です。ゲーム途中に現金がなくなってしまうと何も出来なくなってしまいます。
他のプレイヤーの戦略もよく見極めて、機敏に立ち回らないと勝つことは出来ないゲームです。

面白いゲームなのですが、ゲームの見た目も地味ですし、ゲームのルール、ポイントが少しとっつきにくいため、初めての
プレイヤーが面白さを理解するまでに少々時間がかかるようです。でも、少しやりこんでいくと、運と戦略のバランスの
取れたこくのあるゲームであることが分かってきます。カタンと比べると、交渉がない分、静かに考えてプレイする
ゲームと言えます。どちらかというとこのゲームはファミリーゲームというよりは大人同士で遊ぶゲームなんでしょうね。
(2002.6)
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バックギャモン (BACKGAMMON)
   <メーカー=−−、人数=2人、時間=15−30分>≪難易度=3、お勧め度=A≫
西洋すごろくとも呼ばれるダイスを使う2人用ボードゲームです。ルールはシンプルなのですが、戦略性に富んだ、
非常に深みのあるゲームです。古典ゲームの1つです。

ボードは、24マスあり、6マスづつ4つのエリアに分かれています。また、自分のスタートが相手のゴールに
なっていて、お互いに交錯するように自分の駒をゴールに進めていきます。
各ゲームはポイントを賭けて行い、早く15個ある自分の駒をゴールに入れた方がそのゲームの勝者となり、
賭けただけのポイントを獲得します。ゲームを繰り返し、早く規定のポイントを獲得したプレイヤーの勝ちです。
プレイヤーはそれぞれ自分の駒をボード上に配置してゲームを始めます。
手番のプレイヤーはダイスを2つ振り、それぞれのダイスの出た目の数だけ任意の駒をゴールに向かって
進めます。ぞろ目がでたときは倍動かすことが出来ます。但し、相手の駒が2つ以上いるマス(ブロックマス)には
止まることが出来ません。また、相手の駒が1つだけいるマスに自分の駒を進めた場合(ヒット)、相手の駒を
スタートに戻すことが出来ます。自分の駒がスタートに戻された場合、次の自分のターンでは、まずスタートの駒を
ボード内に進めないと他の駒を進めることは出来ません。また、自分の駒をゴールインさせるためには、
すべての自分の駒が、自分のゴール前のエリアに入っていなければなりません。

手番のプレイヤーは、戦況が有利だと思えば、ダイスを振る前に、相手プレイヤーにダブル(賭けポイントを倍にする)
を仕掛けることが出来ます。相手プレイヤーはそれを受けるか、あるいはそのゲームの負けを認めるかを選ばねば
なりません。ダブルを受けたプレイヤーは、望むならリダブル(賭けポイントを更に倍にする)を仕掛け返すことが出来ます。
また、自分の駒がすべてゴールに入ったときに、相手プレイヤーの駒がまだ1つもゴールしていなければ、ギャモン勝ち
といって、得られるポイントは倍になります。めったにありませんが、バックギャモン勝ちというのもあります。

このゲーム、上手に自分の駒を動かしてブロックマスを作りながら進むのが基本ですが、先行逃げ切りを目指すのか、
あるいは逆転を目指すのか、など様々な戦略が考えられます。また、ダブルを仕掛けるタイミングなど、戦況を冷静に
分析する能力も問われます。ですが、結局はダイス運に左右されるゲームなのですから、思い切ってリスクをとる
度胸も必要です。なかなか難しいゲームですが、あまり何も考えずに気楽にプレイすることも出来ます。
世界中にこのゲームのファンがたくさんいて、各地で色々な大会が開かれているそうです。もちろん世界選手権も
毎年開かれています。インターネットでゲームをすることも出来るようですし、プレイヤーのすそのの広いゲームです。
(2002.6)
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マスターラビリンス (MASTER LABYRINTH)
   <メーカー=RAVENSBURGER、人数=2−4人、時間=30−45分>≪難易度=3、お勧め度=A≫
ラビリンス(迷路)をうまく変化させて財宝を獲得していくボードゲームです。パズル的な要素の強いゲームです。

ボードは7×7のマス目に仕切られており、その上に迷路ピースを敷き詰めて迷路を作ります。迷路ピースは1個余ります。
いくつかの迷路ピースは固定されています。その上に21個の財宝(魔法の材料)チップと、各プレイヤーをあらわす
人形駒を配置します。それぞれのチップには1〜20、25の番号が描かれており、そのチップの得点をあらわします。

プレイヤーはそれぞれ魔法の杖を3本づつと、秘密の調理法カードを1枚づつ持ってゲームを始めます。
秘密の調理法カードには、数字が3つ書かれており、その数字のチップを獲得すれば1つにつきボーナス20点を獲得できます。
手番のプレイヤーは、まず余った迷路ピースをボードの端の任意の場所から差し込みます。するとボード上の迷路
ピースは押されて移動し、迷路全体の形が変化します。それから自分の人形駒を迷路が続いている限り移動させます。
そして、ボード上のもっとも小さな数字のチップが置いてあるマスに行きつくことが出来ればそのチップを獲得し、ターンを
終了します。魔法の杖を使えば、手番をもう一度行うことが出来ます。これを繰り返し、すべてのチップがなくなれば
ゲーム終了です。チップの合計点数と、ボーナス得点、それと魔法の杖が残っていれば1本につき3点を加算します。
最も多くの得点を獲得したプレイヤーの勝ちです。

迷路ピースを一列ずらすだけで迷路の道のつながり具合が一変します。魔法の杖を使って2回迷路をずらすことも
出来るわけですから、すべての変化を頭の中だけで読みきるのはかなり難しいです。
序盤は他のプレイヤーの出方の探りあいの展開になります(序盤のチップはとってもたいした得点になりません)。
終盤の大きな得点のチップを取れるターンが自分にうまく来るように展開をコントロールできればかなり有利になります。
あと、自分の秘密の調理法カードに書かれたボーナスチップをうまく取ることも大事です。
なかなか考えさせられるゲームです。プレイヤー同士の駆け引きも楽しいです。

ラビリンスというゲームは色々なバージョンがあり、難易度が違います。小さな子供と遊ぶ場合はジュニアラビリンスを
選ぶなど、子供の年齢に合わせてバージョンを選択すればいいですね。  (2002.6)
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ロストシティーズ (LOST CITIES)
   <メーカー=KOSMOS、人数=2人、時間=20−30分>≪難易度=3、お勧め度=A≫
辺境の地(砂漠、水底、氷河、密林、火山)を探検してより多くの探検の成果を上げた方が勝ち、という
2人対戦型のカードゲームです。ルールも比較的単純で手軽なゲームです。

カードは5色(黄、青、白、緑、赤)あり、それぞれ挑戦カードが3枚、探検カードが2点〜10点の9枚づつ合計60枚の
カードがあります。プレイヤーはカードを8枚づつ手札に持ってゲームを始めます。残りのカードは山札となります。
プレイヤー同士を仕切るように各色のカードの置き場所が描かれたボードをおきます。ボード上はカードの捨て場となります。
又、ボードの手前にカードを置くということは、その色のカードの探検を開始したことになります。ゲームでは、ボードの手前に
どんどんカードの列を作っていく(探検を進行させていく)ことになるのですが、その際、必ず前に置かれたカード以上の数字
(挑戦カードは0点)の同色のカードを置かなければいけません。
このゲームでは、プレイヤーはそれぞれ自分の世界だけでプレイし、相手のプレイヤーの世界には関わりません。
手番のプレイヤーは、カードを1枚自分の探検列に置くか、中央のボード上に捨て、それから山札、あるいは中央のボード上の
捨て札から1枚手札を補充してターンを終了します。これを繰り返し、山札がなくなったらゲーム終了です。
プレイヤーはそれぞれ自分の探検を行った色のカードの列ごとに得点計算を行います。
(探検を開始した列のカードの点数合計ー20点)×(1+挑戦カードの枚数)がその列の得点となります。又、8枚以上のカード
の列が出来た場合20点ボーナス点を獲得できます。より多くの合計得点を獲得したプレイヤーの勝ちです。

このゲーム、やってみるとよく分かりますが、窒息感の強い、我慢比べのゲームとなります。途中、どのカードもプレイしたく
なくなるんです(探検列にカードを置いた後で、置いたカードと同色のより小さな数字のカードを引くとがっかりですし、不用意に
新しい探検を始めるのもマイナス点をとるのがこわいです。さりとていらないカードを捨てると相手に利用されかねません)。
また、このゲームは終盤は山札の残り枚数をにらみながらのゲームになります(せっかく持っている高得点のカードをプレイする
前にゲームを終わらせるわけにはいきません)。相手の戦略を読んで、上手に立ち回ることが重要です。
パパとママが子供の寝たあとに遊ぶことが多いゲームです。プレイ時間も短いですし、お酒を飲みながら遊ぶのにぴったりです。
いい雰囲気を持ったゲームです。でも、このゲームのカード、何でこんなに大きいんでしょう?  (2002.6)
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フォーミュラレーシングゲーム (FORMURA MOTOR RACING)
   <メーカー=GMT GAMES、人数=3−6人、時間=20−30分>≪難易度=3、お勧め度=A≫

名前の通り、カーレースを題材にしたゲームです。1シーズンにわたってレースを繰り返し、チーム総合優勝をめざします。
スリルに富んだレーシングカー同士のデッドヒートが楽しいゲームです。

レーシングチームは合計6チーム(紫、オレンジ、赤、黄、緑、青)あり、それぞれ2台のレーシングカーを出走させます。
このゲームでは、プレイヤーが6人未満の場合でも、6チーム全部を使ってゲームをします。すなわち、プレイヤーのいない
チームもレースに参加します。このゲームでは、ボードを使いません。各色のレーシングカー合計12台をテーブル上に
1列に並べてゲームをはじめます。この並び順がその時点でのレースの順位ということです。
カードは合計54枚あり、特定の車とその直後の車の順位を上げるカード、特定の、あるいは任意の車の順位を下げるカード、
12面ダイスを振って出た目の順位の車をリタイヤさせるカード、などがあります。
プレイヤーはカードを5枚づつ手札に持ってゲームを始めます。残りのカードは山札となります。
手番のプレイヤーは、カードを1枚プレイし、その指示に従ってから山札から1枚手札を補充してターンを終了します。
これを繰り返し、山札がなくなってからもう1周して各プレイヤーの手札が4枚になった時点でレース終了です。
レース終了時に1位の車のチームには10ポイント、2位には6ポイント、以下6位まで得点が与えられます。
そして、レース終了時の順位を持ち越して(リタイヤした車は最後尾に入ります)、カードを配りなおして次のレースを始めます。
最初に決めた回数のレース(3回くらいがいいようです)が終了した時点で最多得点を獲得しているチームの勝ちです。

ルールは単純なのですが、なかなか盛り上がるゲームです。他のプレイヤー全員を敵に回しては勝てないゲームですから、
様々な駆け引き、プレイヤー同士の結託、あるいは裏切りが発生します。又、一発逆転の勝負をかけられるカードもありますから、
終盤はめまぐるしく順位がいれかわります。最後まで誰が勝つのかわかりません。
カードは平易な英語で書かれていますが、絵を見れば大体カードの効果は分かるようになっています。
手軽でルールも分かりやすく、ファミリー向けの楽しいゲームです。他のプレイヤーを妨害してもふしぎといやみにならない
雰囲気を備えているのがいいですね。うちの子供たちも大好きなゲームです。  (2002.6)

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ウサギとハリネズミ (HASE und IGEL)
   <メーカー=ABACUS SPIELE、人数=2−6人、時間=45分> ≪難易度=3、お勧め度=A≫ 【79年ゲーム大賞】
すごろくゲームなのですが、駒を進めるのにはダイスを使いません。非常にユニークなボードゲームです。

プレイヤーは最初に65〜95ニンジン分のカードとレタスカードを3枚持ってゲームを始め、64マス先のゴールを目指します。
手番のプレイヤーは任意の数だけ自分の駒を進めることが出来ますが、駒を進めるためには進むマスに対応した量の
ニンジンを消費しなければなりません。ニンジンの消費量は進もうとするマスが大きいほど飛躍的に大きくなります。
1マス進むには1ニンジン消費するだけですが、4マス進もうと思えば、1+2+3+4=10ニンジンが必要になります。
10マスだと55ニンジン、15マスだと120ニンジンになりますね。また、他のプレイヤーの駒があるマスには止まれません。
ニンジンを補充、又は消費する手段は、ニンジンマスで1回手番を休む、自分の駒を直前のハリネズミマスまでバックさせる、
など色々な方法があります。また、ウサギマスに止まると、ダイスを振って、その目とプレイヤーのその時点の順位に応じて
様々な出来事が発生します。レタスマスに止まると、レタスカードを1枚消費することが出来ますが、ウサギはレタスが嫌い
なのでその次の手番はお休みになってしまいます。レタスカードをすべて消費したプレイヤーはゴールすることが出来ますが、
ゴールする際には、順位×10ニンジン以上のニンジンを余らせてはいけません。早くゴールしたプレイヤーの勝ちです。

先行するのか、それとも終盤の逆転を目指すのか、手持ちのニンジンをにらみながら戦略を考えることになります。
先行しようとすると、ニンジンはあっという間になくなってしまいます。反対に、終盤に追い抜こうとしてニンジンをためこむと、
ゴール前であまったニンジンの処分に困ることになりがちです。他のプレイヤーが先に止まっているマスには止まれませんから、
なかなか自分の思い通りにはゲームは進みません。ジレンマと意外性の楽しいゲームです。
また、このゲーム、どこでレタスを消費するかがポイントです。数少ないレタスマスを他のプレイヤーと取り合うのか、それとも
ウサギマスのダイス目に期待して先に進むのかも悩みどころとなります。
ちょっと生意気なウサギとハリネズミのイラストが独特の雰囲気を作っています。ルールもよく出来ているいいゲームです。
(2002.6)
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モノポリーカードゲーム (MONOPOLY DAS KARTENSPIEL)
   <メーカー=WINNING MOVES、人数=2−6人、時間=30−45分>≪難易度=3、お勧め度=A≫
ボードゲームのモノポリーのデザインを借りたゲームですが、ゲーム性はモノポリーとはまったく違います。
手札で役を作って得点を獲得し、早く規定の得点を獲得したプレイヤーの勝ちです。

ボードゲームのモノポリーの権利書と同じように8つのカラーグループと鉄道、公共料金のカードが計28枚あり、
他に家カード、ホテルカード、ボーナスカードがあります。プレイヤーはプレイ人数に応じて、9〜11枚のカードを
持ち、そのほかに自分の前に自分の捨て札としてカードを表向きにおいてゲームを始めます。
手番のプレイヤーは、山札から1枚引いて1枚捨て札にするか、他のプレイヤーの捨て札をもらって(その際、捨て札を
とられるプレイヤーは手番のプレイヤーの捨て札を同じ枚数もらうことが出来ます)手札に入れて同数のカードを捨てるか、
あるいはゲーム終了を宣言するかを選ぶことが出来ます。ゲーム終了を宣言するためには、手札のカードがすべて完成した
グループとそれに対応する家、ボーナスカードだけになっていなければなりません。ゲーム終了を宣言したプレイヤーは、
ボーナスとして山札からカードを5枚余分にとって手札とすることができます。全プレイヤーはゲーム終了時点で完成している
グループ、あるいはボーナスカードの得点を獲得します。これを繰り返して先に規定の得点を獲得したプレイヤーの勝ちです。
なお、5〜6人ゲームの場合、山札がなくなり、ルールがかなり変化します。2〜3人ゲームの場合もルールが追加されます。

要するに手札を使って手役を早く完成させるゲームですから、そんなに複雑なゲームではありません。
ちょっとした時間で手軽に遊べるゲームです。安い得点でも早く揃えてしまうのか、高得点をじっくり狙うのかが考えどころに
なります。このゲームは、やはりボードゲームのモノポリーのルールををしっていた方が楽しいでしょうね。  (2002.6)
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百人一首
   <メーカー=−−、人数=2−10人、時間=45−60分>≪難易度=3、お勧め度=B≫
日本人なら誰でもご存知でしょう。日本古来のカルタとりゲームです。お正月の遊びとして遊ばれることが多いですね。

100首の和歌が詠み人の肖像画入りで記されたカードを読み札として使います。和歌の下の句がひらがなで
書かれたカードを取り札として使います。取り札を場に順不同に並べてゲームを始めます。
読み手は読み札の和歌を節をつけて読み上げ、取り手は、その和歌に対応する取り札を早い者勝ちで取ります。
これを繰り返し、最終的により多くのカードを取ったプレイヤーの勝ちです。
最初は100枚の取り札があるので、札を見つけるのにも時間がかかりますが、ゲームの最後の方では反射神経のゲームに
なってしまいますから、これを防ぐために、うちでは取り札が少なくなってきたときに関係のない取り札を30枚ぐらい混ぜる
ようにしています。このほかにもお手つきの場合のペナルティの設定方法など、家によって様々なルールがあるでしょうね。
また、競技としての百人一首はまた全然異なったルールで行われており、毎年日本一決定戦も開かれています。

様々な和歌の響きが、日本語文化の深さ、美しさを改めて認識させてくれる雅な遊びです。取り札は旧かな使いで、
かつだく点抜きで表記されていますから、子供たちには最初は分かりにくいのですが、すぐに慣れるようです。
出来れば子供たちに歌の意味も教えてあげながら遊びたいですね。和歌の中には熱烈な恋の歌も多いですから、
子供たちも結構興味を持って聞いてくれます。上の句を聞いたら下の句が出てくるようになればしめたものです。
百人一首は、中学、高校に入ると授業でも取り上げられますから、そのときになって困らないように、是非とも
小学校ぐらいまでのうちに親しんでおいた方がいいゲームだと思います。

読み札だけを使って、坊主めくりや姫流しゲームをすることも出来ます。どちらも読み札をよく混ぜて1つの山札にして
ゲームを始めます。坊主めくりは、順番に山札をめくって手札にしていきますが、もし坊主の描かれた札をめくると、すべての
手札を場に出さなくてはなりません。姫の描かれた札をめくると、場の札を自分の手札にすることが出来ます(場に札がない場合
は、もう一度山札をめくります)。山札がなくなったときに一番多くの手札を持っているプレイヤーの勝ちです。
姫流しは、坊主めくりと同じように順番に山札をめくって手札にしていきますが、もし姫の描かれた札をめくると、すべての手札を
次の手番のプレイヤーに押し付けることが出来ます。山札がなくなったときに一番手札の少ないプレイヤーの勝ちです。
子供たちにはこちらのゲームの方が楽しいようですね。親としてはどんな形でもいいから慣れ親しんでおいて欲しいと思っています。
(2002.6)
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プラパズル
   <メーカー=テンヨー、人数=1人〜、時間=60−120分>≪難易度=3、お勧め度=B≫
1人遊びのパズルゲームです。様々な形のピースをケースにきっちりおさめることが出来れば完成というものです。

プラパズルはパパが子供のころは非常にメジャーなおもちゃとして、様々な種類が販売されていました。
各モデルは、それぞれナンバーがつけられており、No.0、1、2、3、4、5、6、8、24、600などがありました。
一番やさしいものでも数百通りの組み合わせがあり、もっとも難しいbU00では10億通り以上の組み合わせが
あると書かれています。昔は、完成させた組み合わせを記録する専用ノートも販売されていました。
最近では“ケースの中のミステリー”シリーズとして、No.5、6、8、22、24、600、783が販売されているようです。

うちにはNo.0、5、8、24、600、783のモデルがあります。色々と試行錯誤をしながらピースをすき間なく埋めていく
作業は、いい頭の体操になります。電車や飛行機に乗っている間の空き時間などにちょっと遊ぶのにいいゲームです。
(といっても、No.600の場合には、一度ケースから出すとはめ込むまでに2時間以上はかかってしまいますが。)
子供たちは集中力が続かないのでしょう、すぐにあきらめてしまいますが、時間を置いて時々遊んでいるようです。
(2002.6)
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立体四目並べ
   <メーカー=エポック社、人数=2人、時間=15分>≪難易度=3、お勧め度=B≫
名前の通り、2人対戦型の立体ボードゲームです。手軽に遊べるゲームですが、結構頭を使います。

4×4マスのボードのそれぞれのマスに、垂直に4個の駒をつきさして積み重ねられるように棒を立ててゲームを始めます。
プレイヤーは交互に自分の色の駒(白、黒でお団子のように穴の開いた球形をしています)を棒に突き刺すようにしてボード
上においていきます。駒を重ねていくわけですから、1段目に駒が置いていなければ2段目に駒を置くことは出来ません。
縦でも横でも斜めでも水平でも垂直でもいいから、先に4個自分の駒を一直線に並べたプレイヤーの勝ちです。

通常の平面の縦、横、斜めが4層あるところに立体の縦、横、斜めも加わりますから、4つ直線に並ぶ組み合わせは
飛躍的に多くなり、76通りもあります。すべての方向の組み合わせをチェックしなければなりませんし、不用意な場所に
駒を置くと相手のお手伝いをしてしまうことになりかねませんから、結構考えさせられます。
時には、既に4個の駒が並んでいるのにプレイヤー2人とも気がつかずに延々とゲームを続けていることもあります。
このゲームをしてると、人間は空を飛ぶように(空間を認識するように)は出来ていないんだなあ、と感じてしまいます(^_^;)。
パパとママで子供が寝たあとに時々遊びますが、酔っ払っちゃうとゲームになりませんね(^^)。  (2002.6)
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大型行軍将棋
   <メーカー=−−、人数=2−3人、時間=20−30分>≪難易度=3、お勧め度=C≫
お互いに軍を率いて戦う2人対戦型のゲームです。昔は雨の日の男の子の遊びとして非常にポピュラーだったものです。

行軍将棋にはかなりたくさんのバージョンがありますが、ここでは子供のころパパがよく遊んだもののルールをご説明します。
将棋の駒と同じ形をした駒を赤、黄2セット、それぞれ31個づつ使います(個数はバージョンによって違います)。
駒の表には、それぞれ軍隊の階級、武器が描かれています。裏は無地になっており、裏からは何の駒かは分かりません。
それぞれの駒には動かし方のルールと強さの順番があり、概ね以下のようになっています。
1.通常の駒の強弱は以下の通りです。
  大将>中将>少将>ヒコーキ>タンク>大佐>中佐>少佐>大尉>中尉>少尉>騎兵>工兵=スパイ
2.地雷はヒコーキ、工兵以外の駒には勝ちますが自分は動けません。
3.スパイは大将に勝ちます。
4.工兵は地雷に勝ちます。また、工兵は一度に3マス移動することが出来ます。
5.軍旗は、後ろのマスにある駒と同じ強さになります。また、自分では動けません。
6.ヒコーキは司令部のマスには入れませんが、それ以外のすべてのマスに自由に飛ぶことが出来ます。
7.その他の特に指定のない駒は、たてよこななめに1マスづつ動くことが出来ます。
8.司令部には地雷をおくことは出来ません。又、突入口には動けない駒を置くことは出来ません。
ボードには自陣、敵陣、それと自陣と敵陣をつなぐ突入口(2箇所)が描かれています。
プレイヤーは自陣に自由に自分の駒を相手プレイヤーに分からないように裏向きに配置してゲームを始めます。
プレイヤーは交互に自分の駒を動かして敵陣を攻めて行きます。相手の駒がいるマスに自分の駒を動かすと
勝負、ということになります。審判がいる場合は審判がぶつかった駒を見て勝ち負けを判定し、負けた駒はボードから
取り除かれます。引き分けの場合は相打ちになります。審判がいない場合は駒をぶつけられたプレイヤーが駒を見て
勝ち負けを判定します。最初に敵陣の一番奥にある司令部のマスに自分の駒を進めたプレイヤーの勝ちです。

パパは子供のころよく遊びました。ミサイル行軍将棋というのもありましたし、水爆なんていう物騒な駒が入っている
セットもありましたね。最初の自陣の駒の配置や、攻めて来た相手の駒の推理など結構戦略性もあって面白いです。
ただ、今の子供たちにこのゲームを教えるのには結構骨が折れます。軍隊や階級について教えるのが難しいのです。
今となってはこのゲーム、ほとんど見かけることもないですし、あえてこのゲームをすることもないのかな、とも思います。
パパの子供のころの思い出として胸の中にしまっておく遊びなんでしょうね。  (2002.6)
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ディテクティブ (DETECTIVE)
   <メーカー=プレイアベニュー、人数=2−6人、時間=20−30分>≪難易度=3、お勧め度=C≫
推理力を働かせて左隣の人の持っているカードの内容を当てるというパーティーゲームです。

カードは合計72枚あり、それぞれ、(1)赤、青、黄色、緑のいずれかのコスチュームを着て(2)毒、ナイフ、ピストルの
いずれかの持ち物を持った(3)若い、又は老いた(4)男、女、オカマの絵が描かれています。(4×3×2×3=72)
プレーヤーはそれぞれ1枚カードをひいて手札とします。残った札は山札とします。
手番のプレイヤーは山札を1枚引き、そのカードを左隣のプレイヤーに見せます。カードを見せられたプレイヤーは、
見せられたカードと自分の手札とを見比べ、4つの特徴のうちひとつでも合致点があればイエス、なければノーと答えます。
これを続け、左隣のプレイヤーの手札を早く当てたプレイヤーの勝ちです。
パーティーゲームとして遊ぶときには、各プレイヤーの札をみんなで推理し、最後まで当てられなかったプレイヤーの
勝ちとしてもいいと思います。

このゲームでは、まずノーと言ってもらえるカードを引き当てないと推理の始めようがありません。1枚でもノーのカード
が出た段階で、若いカードなのか、老いたカードなのかは確定しますから、あとは消去法も交えながら推理を進めて
行くことになります。いささかグロテスクな(特にオカマの絵は)カードの絵のせいもあって大人同士のパーティーでは
結構笑えるゲームです。推理ゲームなんですが、真剣に考え込むよりも、出てきたカードのデザインを笑ったりしながら
プレイヤー同士の会話を楽しんだほうがいいゲームだと思います。でも、そう何回もやるゲームじゃないですね(^^)。
(2002.6)
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