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★PAGE 5 (難易度4以上のゲームたちです。)

あやつり人形 (OHNE FURCHT UND ADEL)
   <メーカー=HANS IM GLUCK、人数=2−7人、時間=60−75分> ≪難易度=4、お勧め度=S≫
各プレイヤーは様々な能力を持つキャラクターをあやつって自分の都市の繁栄を目指します。
非常によく考えられたゲームシステムを持っており、他のプレイヤーとの心理戦が面白いカードゲームです。

このゲームは建物カード(65枚)とキャラクターカード(8枚)、そしてコインを使います。
建物カードには、緑、黄、赤、青、紫の5色があり、カードごとにそれぞれ建設コストが決められています。
各色の建物は特定のキャラクターにコインをもたらし、また、紫色の建物カードは建設すると様々な特殊能力を発揮します。
キャラクターは以下の8種類があり、それぞれ以下の特殊能力を持っています。
1.暗殺者……他のキャラクターを1人指名して暗殺出来る。暗殺されたプレイヤーはそのターン何もできない。
2.泥棒………他のキャラクターを1人指名してそのキャラクターの持っているコインを全部盗める。
3.魔法使い…他のプレイヤーと手札を全交換するか、山札と自分の建物カードを同数交換することができる。
4.国王………次のターンのキャラクター選択を最初にできる。黄色の建物1軒につき1コインもらえる。
5.伝道師……傭兵によって建物を破壊されない。青色の建物1軒につき1コインもらえる。
6.商人………コインを1枚もらえる。緑色の建物1軒につき1コインもらえる。
7.建築家……建物カードを2枚引ける。建物を1ターンに最大3軒建てることができる。
8.傭兵………他プレイヤーの建物を、(建設コストー1)コインの対価で破壊できる。赤色の建物1軒につき1コインもらえる。

プレイヤーは建物カード4枚を手札に持ち、コイン2枚を持ってゲームを始めます。
最初の手番のプレイヤーはキャラクターカードを取り、まず1枚のカードを伏せて場に捨てます。そのあと、1枚のキャラクター
カードを他のプレイヤーに分からないように選択して、残りのカードを次のプレイヤーに渡します。
これを繰り返し、全プレイヤーのキャラクターが決まったら、暗殺者から順に呼び出しに応じて手番を行います。
手番のプレイヤーは、1.コインを2枚獲得するか、又は山札から建物カードを2枚引いてそのうち1枚を手札に加え
(もう一枚は捨て札になります)、2.手札の建物カードを、建設コスト分のコインを払って自分の前に表向きに置いて
(建設を行って)、手番を終了します。なお、キャラクター及び紫の建物の特殊能力は手番中いつ使ってもかまいません。
全員の手番が終了したら、次のラウンドに入り、国王をあやつったプレイヤーから又キャラクターを選んでいきます。これを
繰り返し、誰かが8軒目の建物を建てたらゲームは終了です。各プレイヤーは建設済の建物カードの建設コストを得点として
獲得します。その他に、8軒の家を建てたプレイヤー、そして5色すべての建物を建てたプレイヤーはボーナス得点を
獲得します。最高得点を取ったプレイヤーの勝ちです。

毎ターン、どのキャラクターを選ぶか悩むことになります。このゲームでは、建物カード、コインとも貴重ですから、
商人や建築家というキャラクターは重要です。しかし、これらのカードは暗殺者、泥棒に狙われやすいのです。
また、キャラクターを選ぶ順序が最後の方ですと思うようにキャラクターを選べませんから、国王を取っておく事にも
意味があります。また、自分の前後にキャラクターを選んだプレイヤーはある程度自分がどのキャラクターを選んだか
推理してきますから、これを外して裏をかくために他のキャラクターを選ぶこともあります。特に途中までリードしている
プレイヤーは狙われやすいですから、他のプレイヤーの予想をはずす行動をとらないとひどい目にあってしまいます。
プレイヤー同士の戦略の読み合い、駆け引きが楽しめるなかなか深いゲームです。各キャラクターのバランスも
よく取れており、ゲームの完成度も非常に高いと思います。
このゲーム、最初は子供には難しすぎるかな、と思っていたのですが、どうしてどうして、子供たちに大人気です。
駆け引きも上手で、なかなか手の内を読ませません。かえってパパが一番簡単に読まれてたりします。
子供の気に入るゲームって、本当に分からないものですね(^^)。  (2002.6)
このゲームの紹介ページへのリンク… 名古屋EJF  メビウス  Hammer's Page  写真館へ
指輪物語 (DER HERR DER RINGE)
   <メーカー=KOSMOS、人数=2−5人、時間=60−90分>≪難易度=4、お勧め度=S≫
有名なファンタジー小説“指輪物語”を題材にしたゲームです(同名のゲームはいくつかありますのでご注意ください)。
指輪物語のストーリーを知っているプレイヤーにはおなじみのシーンがうまくゲームの中に盛り込まれています。
このゲームは、通常のボードゲームと違い、プレイヤー同士の勝ち負けはありません。
全プレイヤーはパーティーを組み、お互いに協力しあって、暗黒の支配者ソーロンと戦いながら困難に満ちた冒険を
続け、ソーロンの力の源である指輪を滅びの山の火口で破壊することを目指します。

このゲームは数多くのコンポーネントを使い、ルールもかなり複雑ですから、かなりはしょって概略をご説明します。
まず、各プレイヤーはフロド、サム、ピピン、メリー、ディックの5人のキャラクターの中から1つを選んでゲームを
はじめます。各キャラクターはそれぞれ特殊能力を持っています。
ボードはメインボードとアドベンチャーボード(4枚)の2種類を使います。
メインボードは各プレイヤーと暗黒の支配者との戦いの状況、及び滅びの山に至る冒険の進捗状況を示します。
メインボードには0〜15のマスが描かれており、数字が大きくなればなるほど暗黒の力が大きくなります。各プレイヤーを
あらわす人形駒を0のマスに置き、暗黒の支配者ソーロンをあらわす駒をゲーム習熟度に応じて10〜15のマスに置きます。
冒険中に様々なイベントが発生しますが、そのイベントの中には、各プレイヤーの駒をを暗黒の方向に引き寄せるもの、
そしてソーロンの駒を0のマスに向かって進めるものなどがあります。各プレイヤーの人形駒がソーロンの駒に
追いつかれたら、そのプレイヤーは暗黒面に飲み込まれた(すなわち死んだ)ことになります。プレイヤーが全滅するか、
指輪を持ったプレイヤーが暗黒面に飲み込まれたらゲームオーバーです。
(そうなる前に滅びの山に向かっての冒険を完了し、指輪を破壊してしまわねばなりません。)
ゲームは、小説のストーリーにそって進みます。最初に各プレイヤーはBRUCHTAL(裂け谷)に集まって旅の準備をし、
冒険に必要なホビットカード、特殊カードなどを手に入れます。最初はフロドが指輪を持って冒険を始めます。
冒険は、途中LOTHLORIEN(妖精の国)での休憩をはさんで4枚のアドベンチャーボード(MORIA、HELMS KLAMM、
KANKRAS LAUER、MORDOR)をクリアしていくことによって行われます。
各アドベンチャーボードには、主たる冒険の道のりを示すメインチャートと、冒険を続けるのに必要なアイテムを獲得できる
アクションチャートがあります。メインチャートを最後のマスまで進めるとそのボードはクリアしたことになりますが、
メインチャートだけでなくアクションチャートもバランスよく進めないと次のボードに進む際にダメージを受けてしまいます。
手番のプレイヤーは(1)イベントタイルをめくってその指示に従い(通常はチャートを進めますが、良くない出来事を示すタイルを
めくった場合再びイベントタイルをめくらねばなりません)、(2)カードを最大2枚プレイしてチャートを進めてターンを終了します。
イベントタイルの中には日時計(時間が進み、多くの場合悪い出来事が起きます)、プレイヤーの駒を暗黒の方向に引き寄せる
もの、ソーロンの駒を0のマスに向かって進めるもの、などのタイルが混じっており、プレイヤーを色々な困難に遭遇させます。
プレイヤーの誰かが危機に直面したときには、誰でもいつでも特殊カード(8種類あり、様々な効果を発揮します)を使い、
あるいは魔法使いガンダルフの助け(5種類あり、強い力を持っています)を求めることができます。また、指輪を持っている
プレイヤーは、各ボードにつき1回だけ、自分の身を危険にさらすことにより、指輪の力を借りることができます。
最後のアドベンチャーボード(MORDOR)をクリアし、最後に指輪の破壊を試みてうまくいけば冒険は成功です。

このゲームでは、プレイヤー同士がよく話し合い、協力し合ってゲームを進めないと冒険の成功は望めません。
イベントタイルによって次々と迫り来る危機を知恵(特殊カードとガンダルフの助け、そして指輪の力)と運を使ってどう切り抜ける
か、が冒険の成否を決めます。なかなかスリルにとんだゲームです。できれば全員が生き残って冒険を成功させたいのですが、
下手をするとパーティーが全滅してしまいますから、途中で犠牲者が出てしまうこともあります。仲間が暗黒面に
引き込まれそうになったときに他のプレイヤーが身を犠牲にして救出したりなど、なかなか美しいドラマも生まれます。
指輪プレイヤーをかばって他のプレイヤーが次々と倒れていく中、指輪プレイヤーが一人ぼっちで滅びの山にたどりつき、
指輪の破壊に成功したりすると、かなり感動してしまいますね。本当に独特の雰囲気を持っています。
このゲームはうちのかなちゃんの大のお気に入りです。多分家族が団結して戦っていくという雰囲気が好きなのでしょう。
(かなり複雑なゲームなのに、まだ小学校1年生だったかなちゃんがこのゲームを好きになったことはかなり意外でした。)
その後、2001年冬に指輪物語が映画化されたので、つられてこのゲームもちょっと有名になってきたようですね。
2002年春には、カプコンから日本語版も発売されたようです。かなり難しいゲームですが、確かにお勧めです。  (2002.6)
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バトルライン (BATTLELINE)
   <メーカー=GMT GAMES、人数=2人、時間=20分>≪難易度=4、お勧め度=S≫
9つあるフラッグを争奪する2人対戦型のカードゲームです。非常に戦略性に富んだゲームです。

このゲームでは、軍隊(TROOPS)カードと戦略(TACTICS)カードの2種類のカードを使います。
軍隊カードは6色(赤、黄、青、紫、緑、オレンジ)のカードがそれぞれ1〜10まで、合計60枚あります。
戦略カードは特殊カード10枚で構成されており、ワイルドカード、敵の軍隊カードを奪い取るカード、などがあります。
まずテーブル中央にプレイヤー同士を仕切るように9つのフラッグ(赤い駒)を置き、プレイヤーに7枚づつ軍隊カードを
配ってゲームを始めます。手番のプレイヤーは、どれかのフラッグの手前に軍隊カードを1枚プレイするか、戦略カードを
1枚プレイし、それから軍隊、戦略いずれかのカードを1枚手札に補充してターンを終了します。
戦略カードは強力な力を持っていますが、相手プレイヤーの使用枚数+1枚までしか使うことができません。
プレイヤーは、各フラッグの手前に3枚のカードをプレイすることができます。そして、自分の側のカードが相手より強いこと
を立証できれば、自分の手番でそのフラッグを獲得して(自分の側に引き寄せて)勝ちを宣言することができます。
3枚のカードの手役は、(1)3枚同色で連続した数字のカード、(2)3枚同数字のカード、(3)3枚同色のカード、
(4)3枚連続した数字のカード、の順に強弱が決まっており、同じ手役(無役も含む)の場合には合計数字の大きい方の
勝ちとなります。また、同点の場合には、先に3枚のカードをおいた方が勝ちになります。あるフラッグでの自分の勝ちを立証
するために、場に出ているカードを証拠として使うことができます(その際、戦略カードは考慮に入れる必要はありません)。
(例:自分が赤の4、3、2をプレイしており、相手が青の9をプレイしているフラッグがあったとします。その時、自分の手番で
 別のフラッグに青の8をプレイすれば、相手が青の9を含む同色で連続した数字のカードを完成させることができないことを
 立証できますから、そのフラッグの勝利を宣言できます。)一旦勝敗が決まったフラッグはそれ以上カードをプレイできません。
先に3つ連続したフラッグを獲得(突破)するか、5つのフラッグを獲得(包囲)したプレイヤーの勝ちです。

このゲームも、ロストシティーズと同様窒息感の強い、我慢比べのゲームです。7枚しかない手札でそう都合よく役が完成
しているわけはないですから、カードの引きを当てにしてフラッグのプレイを始めることになりますが、カードが引けないと
どのフラッグもプレイしたくなくなるんです(下手なカードを出すとと相手を利することになりかねません)。
また、各フラッグの勝利を宣言するためには、場に出ているカード全部をよくにらんで考えないといけません(実に色々な
勝利の証明方法があります)から、中盤以降は1手ごとに考え込むことになります。そして、一気に突破勝ちを目指すのか、
じっくり長期戦に持ち込むのか、自分が現在有利か不利かを考えて判断することになります。戦略カードは強力ですが、
先にプレイすると、相手に連続2枚の戦略カードを使う権利を与えてしまいますからなかなか使うタイミングが難しいです。
ゲームのバランスがよく取れており、相手プレイヤーとの間で息を殺して繰り広げるかけひきが本当に面白いゲームです。
展開が多彩で、何度やってもあきない魅力を持っています。子供たちも大好きなゲームなのですが、子供たちはまだまだ
大人の狡猾さにはかないません。子供たちが寝てからパパとママがよく遊びます。ワインにもよく合います(^^)。  (2002.6)
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モノポリー (MONOPOLY)
   <メーカー=PARKER BROTHERS、人数=4−6人、時間=90−120分>≪難易度=4、お勧め度=A≫
土地を経営し、利益を上げて他のプレイヤーを破産に追い込み、ボード上の資産を独占(モノポリー)することをめざします。
アメリカ生まれのあまりにも有名なボードゲームです。このゲームも世界大会まで開催されているゲームの1つです。
又、各地にモノポリーサークルが点在し、色々な大会も開かれています。熱心なファンも多いゲームです。

ボードは正方形をしており、一辺11マスで、1周40マスとなっています。ボード上には、売買が可能な不動産が
合計28マス、8色のカラーグループと鉄道、公共料金グループに分かれて配置されており、その他に、
GOマス(スタートマス)、チャンスカードマス、共同基金カードマス、刑務所マス、刑務所に行けマスなどがあります。
チャンスカード、共同基金カードは、様々なイベントを指示します。カードはボード上に山札として伏せておき、そのマスに
止まったプレイヤーがめくってカードの指示に従います。そのほかに家を32軒、ホテルを12軒使います。
すべての資産はゲーム開始時は銀行が所有した状態からゲームを始めます。
プレイヤーは最初に1500ドルを持ってGOマスからスタートします。手番のプレイヤーはダイスを2個振り、
出た目だけ自分の駒を進め、止まったマスの目の指示に従います。止まったマスが誰も所有していない不動産マス
ならば、プレイヤーはその不動産を購入するか、競売にかけるかを選ぶことができます。止まったマスが
他のプレイヤーが既に所有している不動産マスならば、所有者に対して所定の地代を支払わなければなりません。
ぞろ目が出た場合、プレイヤーはもう一度手番を行うことができますが、3度続けてぞろ目が出た場合は刑務所に
いかなければなりません(刑務所からは50ドル支払うか手番でぞろ目を出せば出所できます、但し3ターン以内に
出ないといけません)。また、GOマスを通過するとサラリーとして200ドルを銀行から受け取ることができます。
各プレイヤーは、いつでも他のプレイヤーに対して交渉を仕掛け、不動産の売買、あるいは交換を提案することができます。
交渉を仕掛けられたプレイヤーは、交渉を受けるか、断るか、逆提案をすることになります。交渉と取引を繰り返して不動産を
そろえていき、1人のプレイヤーがカラーグループの土地すべてを揃えると、そのカラーグループの不動産にいつでも
家を建てることができるようになります。家の価格は、カラーグループごとに決められており、家を建てると(特に3軒目を
建てると)飛躍的に他のプレイヤーが止まったときに得られる地代が増加します。ホテルは、家の5軒目に相当します。
なお、お金を工面する必要があるときには、他のプレイヤーと取引をするほかに、不動産を抵当に入れて不動産価格の
半額を銀行から受け取るか、あるいは家、ホテルを購入価格の半額で売ることができます。
こうしてボードをぐるぐる回ってゲームを続け、他のプレイヤーの不動産に止まって支払いができないプレイヤーが順次
破産してゲームから抜けていきます。最後まで勝ち残ったプレイヤーの勝ちです(90分制限でプレーする場合もあります)。

各カラーグループはGOマスから見て遠くなればなるほど高額な物件になり、その代わり得られる地代も高くなっています。
又、鉄道、公共料金グループは家は建てられませんが、数を集めると得られる地代が高くなっていきます。
自分と他のプレイヤーの資産の状態を見ながら、どのカラーグループをどのタイミングで自分が経営するのか、あるいは
他のプレイヤーに経営させるのかを考えることになります。どのような構想を抱いて、他のプレイヤーと交渉を行うのか、
非常に多彩な戦略が考えられます。また、他のプレイヤーが有力色の経営に乗り出す直前に家を売り切れにさせてしまう
などの細かい戦術も色々編み出されています。一度経営に失敗して資金がなくなっても安いカラーグループの経営に
切り替えるなどして、最後まであきらめずに1つでも上の順位を目指します。もちろんダイス運が勝敗を決める大きな要素
ではあるのですが、それよりもプレイヤーの豊かな発想と多彩な交渉、話術が大きなカギを握るゲームです。
モノポリーは元々はファミリーゲームであったはずなのですが、日本の多くのモノポリープレイヤーたちによってさまざまな
戦略、戦術が考案され、ゲーム技術が大幅に進歩した結果、競技モノポリーという別のゲームに進化した観があります。
また、このゲームのコンピュータゲームソフトも数多く出ていますが、そうしたゲームソフトで遊ぶモノポリーは、
又別のゲームと呼ぶべきものになっています(交渉というものをソフトウェア化することが難しいのでしょう)。
このゲームは人対人の交渉が占める部分が他のゲームに比べて大変大きいので、一緒にゲームをするプレイヤーの
考え方によってゲームの性格、楽しみ方が大きく変わってしまいます。あまり勝ちばかりを意識するとプレイヤー間の交渉が
ぎくしゃくしますから、大会などのイベント以外のときは、できればあまり勝敗にこだわらず、紳士的に遊びたいですね。

パパにとっては6歳のクリスマスの日にサンタクロースにプレゼントされた思い出深いゲームであり、子供のころ雨の日には
よく遊んだ懐かしいゲームです。また、うちのファミリーにとっては、OMC(大阪モノポリークラブ)への出入りを通じて、
たくさんのゲーム好きな人々との交流、そして色々なゲームとの出会いのきっかけを作ってくれたゲームでもあります。
そうした意味において、うちにとっては特別な思い入れがあるボードゲームです。
また、このゲームは多分数百種類以上の様々なバージョンが出ており、コレクターもいるようです。日本では2000年に
ポケモンバージョンが発売されましたし、2001年のシアトルマリナースバージョンには野球選手のイチローも出ているそうですね。
(2002.6)
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エルフェンランド (ELFENLAND)
   <メーカー=AMIGO SPIELE、人数=2−6人、時間=60分> ≪難易度=4、お勧め度=A≫ 【98年ゲーム大賞】
プレイヤーはエルフの青年として、エルフェンランドに20ヶ所散在する町々をできるだけ多く訪問して見聞を広めることを
競います。ちょっと変わったゲームシステムを持っており、最初は少し分かりにくいかもしれませんが、面白いゲームです。
町々を移動する手段の確保をめぐって、プレイヤー間の様々な駆け引き(競争、妨害、あるいは結託)が生まれます。

ボード上には、エルフェンランドの合計20の町が書かれています。町同士は山、平原、砂漠、森のいずれか
を通る道で網の目のようにつながっています。道を通るほかに、一部の町へは水路を船で通る手段もあります。
町々を移動する手段としては、力車、帆走車、猪、ユニコーン、雲、ドラゴンという6つの手段(乗り物)があり、
それぞれの手段が書かれた移動タイル48枚(6×8)、移動カード72枚(6×10+水路<筏>カード12枚)を使います。
乗り物によって、通れる種類の道、及び通るのに必要な移動カードの数が決まっています。例えば、ユニコーンは山、森を
通る道は移動カード1枚で抜けられますが、平原を通ることはできません。また、砂漠を通る場合は移動カード2枚必要です。
プレイヤーは、最初に障害タイル1枚づつを持ち、自分の色の駒を20の町におき、自分を現わす長靴駒を出発地である
エルベンホールドの城においてゲームを始めます。ゲームは4回のラウンドに分かれています。
各ラウンドでは、まず各プレイヤーは移動カードを8枚と移動タイルを1枚受け取ります。これらは他のプレイヤーに見せる
必要はありません。それから、残りの移動タイルのうち5枚を場に表にし、プレイヤーは順に場の5枚のうち1枚を選んで取り、他の
プレイヤーに見えるように自分の前に置き、場にタイルを1枚補充します。これを3ターン繰り返し、移動タイルを合計4枚持ちます。
次に、プレイヤーは順に移動タイル又は障害タイルをボード上の好きな道の上に置いていきます。一旦移動タイルが置かれた道は、
移動タイルの示す乗り物以外では移動することはできなくなります。また、移動タイルの置かれていない道は通ることができません。
また、障害タイルを置かれた道は、移動カードを1枚余分に消費しないと移動することはできなくなります。
なお、水路は移動タイルを置く必要はなく、又障害タイルも置くことができません。
全員がタイルを置き終わったら、プレイヤーは順に移動を行います。好きな道又は水路を移動カードを消費しながら移動し、訪問
した町の自分の色の駒を回収していきます。なお、移動タイルと同じ種類の移動カードがない場合は、任意の移動カード3枚を
消費することによって移動することができます。全員が移動を終えたら1ラウンドが終了します。
4ラウンド終了後により多くの町を訪問していたプレイヤーの勝ちです。

最初に配られた移動カードを見て、どう移動していくか作戦を考えた上で移動タイルを選んでいきます。自分が自由に置ける
移動タイルは4枚ですから、効率よく動くためには、他のプレイヤーが置いた移動タイルを上手に利用することが大事です。
また、リードしているプレイヤーに追いつくために、そのプレイヤーが移動しようとしている道に障害カードを置いたりもします。
逆に自分が妨害を受けることもありますから、どのプレイヤーと協力関係を結び、どのプレイヤーと対抗するかが考えどころです。
移動タイルを置くときが一番どきどきして面白いゲームです。そして、自分の思い通りに移動ができたときはとてもうれしいです。
ゲームボードの絵やゲームコンポーネントもきれいで、エルフ(妖精)になった雰囲気が楽しめます。子供たちもお気に入りです。
(2002.6)
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カルカソンヌ (CARCASSONNE)
   <メーカー=HANS IM GLUCK、人数=3−5人、時間=30分> ≪難易度=4、お勧め度=B≫ 【01年ゲーム大賞】
草原上に道、都市、修道院を建設し、そこに自分の駒を配置してポイントを獲得していきます。
正方形のタイルを使う一風変わったゲームです。手軽ですが、結構考えさせられるゲームです。

タイルは合計72枚あり、それぞれ、塀で囲まれた都市の一部、道路、交差点、草原、修道院などの設備が描かれています。
最初にスタートタイルを1枚場に置き、プレイヤーは自分の色の駒を7つ持ってゲームを始めます。タイルは山札にします。
手番のプレイヤーは、タイルを1枚引いてそのタイルを場のタイルに道路、都市などが連続するように置き、
それから望むならば自分が置いたタイル上の道路、都市、草原、修道院上に自分の駒を配置してターンを終了します。
但し、置こうとする道路、都市、草原の延長線上に既に他の駒があるときは駒を置くことができません。なお、駒を置いた
時点では分断されていた道路、都市、草原が後でつながった結果駒が複数同じところに存在することは構いません。
タイルを置くことによって、それぞれの設備が完成したら、駒を置いていたプレイヤーは駒を手元に回収し、ポイントを
獲得します。それぞれの設備の完成方法、及び得点は以下の通りです。なお、草原は完成することがありません。
道路…道路の両端が交差点又は都市、修道院で完結したとき、道路を構成するタイル数×1点
都市…都市が周囲を塀で囲まれて完成したとき、都市を構成するタイル数×2点+都市に書かれた紋章×2点
但し、2つのタイルだけで構成された小さな都市は合計2点しか獲得できません。
修道院…修道院が回りを他のタイルで囲まれたとき、9点
なお、もし複数のプレイヤーが同じ設備に駒を置いていた場合、駒の数が同じならばそれぞれ得点を獲得します。
しかし、どちらかの駒の数の方が多いときは、駒の少ないほうのプレイヤーは得点を獲得できません。
全部のタイルが置かれたときに、最後の得点計算を行います。
未完成の道路、都市、修道院は、それぞれ構成タイル数×1点の得点となります。
草原はその草原に接していて、かつ完成された都市1つにつき4点獲得できます。但し、1つの都市に接した草原に複数の
プレイヤーが駒を置いていた場合、駒の数が同じならばそれぞれ得点を獲得しますが、どちらかの駒の数の方が多いとき
は、駒の少ないほうのプレイヤーは得点を獲得できません。得点を集計し、合計得点の最も多いプレイヤーの勝ちです。

このゲーム、7つある自分の駒をどう効率よく配置し、そして回収するかが考えどころになります。
道路に配置した駒は簡単に回収できますが得点は低く、都市、修道院に配置した駒は回収は大変ですが高得点が
期待できます。草原の駒は最後まで回収できませんが、草原の得点を取らずに勝つことは難しいでしょう。
途中で自分の駒がなくなってしまえば何もできなくなってしまいますから、よく考えて駒を使うことが大事です。
まあ、いくら考えてもこのゲームではタイルの引き運がかなり大きな要素を持っていますから、なかなか思い通りには
いきません。引いたタイルに一喜一憂して、気楽に遊んだ方が楽しいように思います(^^)。  (2002.6)
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囲碁
   <メーカー=−−、人数=2人、時間=60−90分>≪難易度=4、お勧め度=B≫
日本古来(中国伝来)の2人対戦型の陣取りゲームです。非常に味わい深いゲームです。
日本では新聞社などがスポンサーになってさまざまな棋戦が行われており、プロ棋士も数多くおられます。

19×19の網目状の線が書かれた碁盤と、黒白の石を使います。最近では初心者用に、9×9の小さな盤も使われ
ているようですね。黒は先手、あるいは下手のプレイヤーが持ち、白は後手、あるいは上手のプレイヤーが持ちます。
プレイヤー間に実力差がある場合には、力の差に応じていくつかの黒石を盤上に配置してからゲームをはじめます。
それぞれプレイヤーは交互に石を線の交点に置いていきます。一旦盤上に置かれた石は動かすことはできません。
また、自分の石は、相手の石に縦横方向の交点をすべて封鎖されると取られてしまいます。
反対に、自分の石で周囲を封鎖された交点には相手は石を置くことはできません(置いた瞬間に取られてしまいます。
但し、その石を置くことによって相手の石を取ることが出来る場合は相手の石を取るほうが先とみなされます)。
ですから、自分の石で周囲を封鎖した交点を2箇所以上持っている石、あるいは持てることが明白な石の集団はもはや
取られることはありません。これを活きた石といいます。そして、活きた石で囲まれた空き交点を自分の陣地と呼びます。
プレイヤーは盤上の陣地の彼我が確定するまでゲームを続け、終了後に自分の陣地のマス数を計算します。
その際、相手から取った石は相手陣のマスを埋めることに使えます。より多くのマスを取ったプレイヤーの勝ちです。

このゲーム、実に多彩な手筋があり、複雑な変化を読む力が要求されるゲームです。また、大局観が非常に大切になってきます。
部分的に石同士の戦闘に勝っても、盤上全体の陣取りに出遅れてはゲームに勝つことは出来ません。盤全体をにらんで
自分の構想を考え、序盤(布石といいます)、中盤、終盤(ヨセといいます)のゲームを組み立てていくことになります。
囲碁は集中力が必要なゲームであり、また礼儀作法を重んじるゲームですから、精神修養に役立つといわれ、昔から知識人に
愛されてきました。パパも子供のころ、父親の勧めで毎週日曜日に囲碁教室に碁を習いに行っていました。しかし、囲碁は
ある程度の技術を習得するのに相当の時間がかかり、またプレイヤー本人の努力が必要ですから、手軽に遊ぶというわけには
いきません。なかなか覚えようとするのに覚悟がいるゲームと言えます。反面、一旦覚えると一生の趣味となりえるゲームです。
2001年には囲碁を題材にしたテレビアニメが放映開始されたこともあってちょっとした囲碁ブームになっているようです。
若い人を中心にこのゲームのプレイヤーが増えるのはいいことだと思いますが、このゲームは、沈思黙考して自分の置いた石
に語らせるゲームであって、アニメのようなアクションの大きい華々しいゲームでは決してありません。  (2002.6)
このゲームの紹介ページへのリンク… 囲碁入門(関西棋院)
将棋
   <メーカー=−−、人数=2人、時間=30−90分>≪難易度=4、お勧め度=B≫
お互いに軍隊を率いて攻め合い、先に敵の王様を取ったほうが勝ちと言う2人対戦型ゲームです。
将棋は日本古来のゲームであり、相手から取った駒を再利用できるという独特のルールをもっています。
とても奥が深いゲームです。プロ棋士も数多くおられ、さまざまな棋戦も年中ひらかれていますね。

将棋の説明を短い文章にまとめることは非常に難しいのですが、ものすごく簡単に言うとと以下のようなゲームです。
9×9のマス目が書かれた将棋盤と王将、飛車、角(各1枚×2)、金、銀、桂、香(各2枚×2)、歩(9枚×2)の8種類の駒を
使います。将棋盤の手前3段を自陣、相手側の3段は敵陣と呼びます。駒は種類によって動かせる方法、方向が決まっています。
また、自分の駒を敵陣に侵入させると駒を裏返して“成る”ことができ、動ける方向が変化します。
プレイヤーはそれぞれの駒を自陣内の所定の位置に並べてゲームを開始し、交互に自分の駒を動かしていきます。
自分の駒を相手の駒がいるマスに進めると、相手の駒を盤上から取って、自分の持ち駒とすることができ、持ち駒は
自分の手番で駒を動かすかわりに盤上に置くことができます。早く相手の王将を詰めた(追いつめた)プレイヤーの勝ちです。

対戦型の戦争ゲームですから、相手プレイヤーの戦略、構想を早く見抜いて、自分の弱点を守り、相手の弱点を攻めること
を考えることになります。攻めてばかりでは勝てません。攻めるべきか、守るべきかの判断が非常に大事です。
実に様々な戦略、攻撃戦形、守備隊形が古来より考え出されていますが、今なお新しい戦形、手順が編み出され続けて
います。ちょっとした手順の前後で戦局は大きく変化しますし、相手から取った駒を自分の駒として再利用が可能である
ため、非常に変化が多彩であり、将棋プロの棋士の方々でも容易にすべての変化を読みきることはできないそうです。
ルールと戦略、手筋を理解し、面白みが分かってくるまでに少し時間がかかりますが、覚える価値のあるゲームだと思います。
パパの子供時代には将棋盤は非常に身近な遊び道具でした。子供たちは最初ははさみ将棋や歩回り、積み木崩しなどで
遊び、そのうちに自然に将棋のルールを覚えていったように思いますが、最近では他に遊びが多いせいか、子供たちの
小学校でも将棋を知っている友達がいないようです。今は将棋もパソコンやゲーム機で覚える時代なんでしょうね。
(2002.6)
このゲームの紹介ページへのリンク… 日本将棋連盟 写真館へ
貴族のつとめ (ADEL VERPFLICHTET)
   <メーカー=ALEA、人数=2−5人、時間=60−90分> ≪難易度=4、お勧め度=B≫ 【90年ゲーム大賞】
わけの分からないアンティックの収集に熱を上げる貴族の姿をモチーフにしたゲームです。
オークションハウス(せり市)で競り落としたり、他のプレイヤーから盗んだりして自分のコレクションを増やし、
これをお城で展示する(見せびらかす)ことによって自分の駒を進めていきます。ゲームタイトルから受けるイメージとゲームの
内容はずいぶん違いますが、理解してしまえば割とルールも平易で、他のプレイヤーとの駆け引きの面白いゲームです。

各プレイヤーは自分の色の駒をボード上のスタートマスに置き、場所カード2枚(オークションハウス、城)、行動カード10枚
(小切手カード4枚計5万ドル分、泥棒2枚、探偵1枚、展示1枚)、そしてコレクションカードを4枚づつ受け取ります。
そして、残りのコレクションカード(合計45枚あり、コレクションの種類によってA〜Fに分かれています)を2つの山に
してオークションハウスに置き、一番上のカードを表にしてゲームを始めます。
このゲームの目的は、早く自分の駒をいくつもの城(マス目)を通り抜けて進め、ゴールにあるディナーテーブルで
王様のより近くの席を確保することにあります。そして、ゲームは1ターン4つのフェイズを繰り返すことによって進められます。
フェイズ1…各プレイヤーはそのターンでオークションハウスと城とのどちらに行くかを考え、行き先の場所カードを一斉に出します。
 これによってオークションハウスに行くプレイヤーと城に行くプレイヤーがわかれます。
フェイズ2…各プレイヤーはそれぞれの行き先で何をするかを考えて行動カードを裏向けに出します。オークションハウスにいる
 プレイヤーは小切手又は泥棒のカード、城にいるプレイヤーは泥棒、探偵、展示のいずれかのカードを出すことが出来ます。
フェイズ3…オークションハウスに行ったプレイヤーだけでせりを行います。一斉に行動カードを表にし、一番高い小切手カードを
 出したプレイヤーはその小切手カードと引き換えに、表になった2枚のコレクションカードのうちから好きな方をもらえます。
 また、泥棒を出したプレイヤーは、そのフェイズに出された小切手カードを盗んで自分のものにすることが出来ます。
 但し、泥棒カードを出したプレイヤーが複数いるときには泥棒同士がじゃまをしあうので小切手を盗むことは出来ません。
フェイズ4…城に行ったプレイヤーのうち、まず展示のカードを出したプレイヤーは一斉に自分のコレクションカードを3枚以上、
 種類が同じか連続(AAA、BBC、DEFのように)するように出して皆に見せます。そして、展示枚数が1位と2位(枚数が同じ場合
 はより古いコレクションを展示したプレイヤーの勝ちです)のプレイヤーは、その時点でトップのプレイヤーがいるマスに描かれた
 数だけ自分の駒を進めることが出来ます。次に、泥棒カードを出したプレイヤー全員は展示を行ったプレイヤーからそれぞれ
 1枚づつコレクションカードを盗むことが出来ます。最後に、探偵カードを出したプレイヤー全員は、そのフェイズに泥棒を出した
 プレイヤーがいた場合、泥棒を牢屋に送り、ごほうびとして自分の現在の順位の数だけ自分の駒を進めることが出来ます。
こうしてターンを繰り返し、誰かがゴールにあるディナーテーブルのマスに入ったときに全プレイヤーで最後の展示を行い、展示が
1位のプレイヤーは8マス、2位のプレイヤーは4マス進むことが出来ます。最後にトップにいるプレイヤーの勝ちです。

このゲーム、毎ターン他のプレイヤーの行動を必死になって読んで、その裏をかくことを考えることになります。
とにかくほかのプレイヤーをうまくだまして小切手やコレクションカードを盗み、あるいは探偵を使って他のプレイヤーの泥棒を
つかまえなければこのゲームは勝てません。駆け引きを考える機会が毎ターン2回あることもこのゲームをよりスリリングな
ものにしています。ゲームの雰囲気も楽しいものに仕上がっています(コレクションのくだらない品々も笑えます)。
駆け引きの面白さを十分味わうためにもこのゲームは5人で遊ぶ方がいいと思います。そういう意味ではうち向きですね(^^)。
(2002.6)
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カタンの開拓者たちカードゲーム (DIE SIEDLER VON CATAN DAS KARTENSPIEL)
   <メーカー=KOSMOS、人数=2人、時間=75−90分>≪難易度=5、お勧め度=A≫
カタンの味わいを残した2人対戦型のカードゲームです。ボードゲームのカタンとは、ゲームのルールや
おもむきが相当違うのですが、カタンの雰囲気はしっかり残っています。プレイヤー同士の駆け引きやねじりあいなど、
対戦ゲームの醍醐味がたっぷり味わえる面白いゲームです。このゲームは基本セットだけでも遊べますが、拡張版として、
トーナメントパックも発売されています。これを使うと、基本のゲームに加えて、自分のデッキを組む楽しみも味わえるようです。

このゲームでは、スタートカード2セット、建造物(街道、開拓地、都市)カード、地形(資源)カード、イベントカード、
アクションカード、拡張カード(緑、赤)、そして風車駒、騎士駒を使います。カードはすべて正方形です。
このゲームの目的は、それぞれが自分の領地を開拓することによって、早く12点の勝利点を獲得することです。
得点は開拓地(1点)、都市(2点)、拡張カード(0−2点)、騎士駒、風車駒(それぞれ1点)によって得られます。

各プレイヤーはそれぞれ独自に開拓する島をカードで作っていきます(1つの島を共有して使うのではなく、各プレイヤー
がそれぞれ別々の島を持ちます。そして、島の開発は横方向にだけ行うことができます)。
開拓地を建設すると、開拓地カードのななめ方向に合計4枚の地形カードを置くことが出来ます。
地形カードにはダイス目が描かれており、そのダイス目がでたときに資源を産出します(資源は街道、開拓地、都市を
建設するとき、そして拡張カードをプレイするときに必要になります。ボードゲームのカタンと同様、交易も出来ます)。
また、開拓地の上下には拡張カードを置くことが出来ます。拡張カードは、騎士力や様々な効果、それに勝利点を開拓地に
もたらします。開拓地は都市に発展させることが出来ますが、都市はボードゲームのカタンのように資源の生産力を増やす
わけではありません。都市を建設するメリットは、勝利点が増えることと、拡張カードを上下に2枚づつ置くことが出来るように
なることです。また、経済力をもたらす赤い拡張カードは都市にしか配置することができません。

最初に、プレイヤーはそれぞれスタートカードで街道と開拓地を2軒建設します(開拓地と開拓地の間には街道がなくては
いけません)。そして開拓地のななめ方向に地形カードをおきます。イベントカードはよく切って裏向きに山を作っておきます。
アクションカード、拡張カードはよく混ぜて裏向きに山を5つに分けて作っておきます。そして、それぞれが5つの山のいずれかを
選んでそこから好きなカードを3枚手札に持ってゲームを始めます。手番のプレイヤーは、イベントダイスと普通のダイスを
2個同時に振り、以下の順序でゲームを進めていきます(細かいルールは省いて説明しています)。
1.イベントダイスの目の指示に従います。イベントにはより強い騎士の競技力や最大経済力を持ったプレイヤーに恩典を
  もたらすもの、盗賊の襲撃、イベントカードをめくりその指示に従うもの、などがあります。
2.ダイスの目の資源が産出されます(資源の産出は地形カードを回転させることによってあらわします)。
3.アクションカードをプレイします。アクションカードは、相手の領地に対して攻撃をするもの、資源を奪い取るもの、
  自分の領地を守るもの、ダイス目をコントロールするもの、などがあります。
4.資源の交易を行います。プレイヤー同士で資源を交換することも出来ますし、任意の資源をほかの資源に1:3交換
  することも出来ます。
5.建造物、あるいは拡張カードを各カードが要求する資源を消費することによって領地に建設あるいは配置します。
  拡張カードの中には、騎士や、資源の産出力を上げるもの、交易条件を改善するもの、自分の領地を事件などから
  守るもの、などがあります。赤の拡張カードの中には勝利点をもたらすものもあります。
  カードをおいた結果、より強い騎士を配置したプレイヤーは騎士駒を獲得します。また、より多くの経済力(赤の拡張カードに
  書かれた風車のマークが経済力をあらわします)を獲得したプレイヤーは風車駒を獲得します。
6.手札が3枚になるように山札から補充します。
交互に手番を繰り返し、どちらかのプレイヤーが12点を獲得したらその時点でゲームは終了です。

このゲーム、ルールがかなり複雑ですし、たくさんあるイベントカード、アクションカード、拡張カードの意味もそう簡単には
覚えられませんから、ルールブックは手放せません。ルールブックを2部コピーしてそれぞれのプレイヤーが持って
プレイするようにしたほうがいいと思います。1ゲームにかかる時間も長いですから、子供向きのゲームではないでしょうね。
うちでは今のところパパとママ専用のゲームになっています。カタンが好きなママはこのゲームもお気に入りですね(^^)。
(2002.6)
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ロボラリー (ROBORALLY)
   <メーカー=WIZARDS OF THE COAST、人数=3−8人、時間=60−120分>≪難易度=5、お勧め度=B≫
自分の操作するロボットをいくつかのチェックポイントを通過させてから早くゴールに到達させれば勝ちというゲームです。
ロボットの行動は毎ターンのはじめにあらかじめプログラムしておくのですが、他のプレイヤーに邪魔をされたりしますから
ロボットはなかなか自分の思惑通り動いてくれません。難しいですが、非常に面白いゲームです。

ゲームのボード(合計6枚あり、それぞれレイアウトが違います。)上には、碁盤の目のようにマス目が描かれています。
マス目の中には、コンベアベルト、ギア、プッシャー(そこに止まったロボットを移動させたり回転させたりします)、
クラッシャー(特定の条件下でそこに止まったロボットを破壊します)、レーザービーム(そこに止まっているロボットにダメージを
与えます)、壁(ロボットやレーザービームは壁を通過できません)、ピット(穴です。ここに落ちたロボットは破壊されます)、
修理場(ここにターン終了時に止まっていた場合はダメージが回復できます)、などの絵が描かれているものがあります。
プログラムカードは合計84枚あり、1−3マス前進するもの、後退するもの、方向転換するもの、などがあります。

6枚のボードから任意のボードを(全部のボードを使わなくてもかまいません)組み合わせ、スタートポイント、
チェックポイント数ヶ所、ゴールの場所を決めてゲームを始めます。ゲームは1ターンが以下の要領で進められます。
1.各プレイヤーに最大9枚づつプログラムカードを配ります。各プレイヤーはロボットの行動を考えてカードの中から
  5枚を選び、裏向きにして自分の前に並べます(ロボットの行動のプログラムを行います)。
2.各プレイヤー一斉に1枚目のカードを開け、プログラムカードの数字の大きい順にロボットを動かしていきます。
  ロボットの移動しようとするマスにほかのロボットがいたら、そのロボットをとなりのマスに押し出します。
3.ロボットが移動したマスの指示に従い、、ロボットを移動、回転させます(あるいは破壊します)。
4.各ロボットは進行方向に向かってレーザーを発射します。レーザーに当たったロボットはダメージを受けます。
5.チェックポイント、あるいはゴールに到達したかどうかの判定を行います。
6.2〜5を5回(プログラムカードが全部処理されるまで)繰り返します。

ダメージを受けたロボットは次のターンで配られるカードの枚数がダメージの数だけ減少します。その結果として配られる
カードの枚数が5枚未満になった場合は、5枚に足りない分だけ、前のターンのプログラムカードを入れ替えることが出来なく
(プログラムのロック)なります。また、ロボットは10ダメージを受けた場合は破壊されます。ダメージを受けたり、穴に落ちたり
して破壊されたロボットは、規定の回数だけ復活することが出来、次のターンの開始時に最後にクリアしたチェックポイント、
または最後に通った修理場から(但し最初から2ダメージを受けた状態で)ゲームに参加します。
また、ダメージを回復させたい場合は、各ターンのプログラムの終了時までにパワーダウンを宣言することが出来ます。
パワーダウンを宣言した場合、その次のターンではカードを受け取らず、移動もを行いません(但しほかのプレイヤーの攻撃
やボード上の障害物の影響は受けます)が、そのかわりにすべてのダメージを回復することができます。
ゲームを続け、最初にゴールに到達したプレイヤーの勝ちです。

コンピューターのプログラミングのようにシステマチックなゲームなのですが、とっても笑える面白いゲームです。
自分ではうまくロボットの動きをプログラムできたつもりでも、ターンの途中で他のロボットに1マス押されただけで
予定が狂い、コンベアなどに乗せられた結果、自分のロボットはあさっての方向に行ってしまったりします。
ですから、他のプレイヤーの行動もよく考慮にいれて自分のロボットをプログラムしないとえらい目にあってしまいます。
また、ゴールを目前にしていても、配られたカードに前進するカードがなければゴールインすることが出来ません。
非常に頭を使うゲームであると同時に運の要素も適度にミックスされたバランスのいいゲームだと思います。
但し、子供には少々難しいゲームです…うちでは2時間半やっても誰もゴールできなかったこともあります(^^ゞ。  (2002.6)
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チェス
   <メーカー=−−、人数=2人、時間=45−60分>≪難易度=5、お勧め度=B≫
それぞれ白、黒の軍隊を率いて攻め合い、先に相手のキングを追い詰めた方が勝ちという2人対戦型のゲームです。
世界中にプロプレイヤーがおられ、世界選手権をはじめとする大会も世界各地で数多く行われています。
西洋将棋とも呼ばれることがあるとおり、日本の将棋と似た部分を持っています。

8×8のマス目の描かれたボードと、キング(王)、クイーン(女王)各1個×2、ルーク(城)、ナイト(騎士)、ビショップ(僧侶)
各2個×2、ポーン(歩)8個×2の駒を使います。駒は種類によって動かせる方法、方向が決まっています。
プレイヤーはそれぞれの駒を自陣内の所定の位置に並べてゲームを開始し、交互に自分の駒を動かしていきます。
自分の駒を相手の駒がいるマスに進めると、相手の駒を盤上から取りのぞくことができます。ですから、ゲームが進むにつれ
ボード上の駒はだんだん数が少なくなっていきます。(従って、お互いの駒がなくなってしまい、引き分けになることもあります。)
早く相手の王を詰めた(チェックメイト)プレイヤーの勝ちです。
このゲームでは、ポーンは特殊な働きを持っています。ポーンは相手の駒を取るときは通常と違う動き方をすることに
加え、ボード上の相手陣の1段目まで進むとキング以外の任意の駒に変身することができます。
そのほか、一定の条件を満たしたときにはキャスリングなど、特殊な駒の動かし方もできます。

駒が立体的にかたどられていることもあって、ゲームそのものに気品というか、西欧風の独特の雰囲気があります。
難しいですが、とても魅力的なゲームです。世界中で遊ばれているとてもメジャーなゲームなのですが、
日本では将棋に押されてでしょうか、そんなにポピュラーとはいえないようですね。
また、このゲームは昔からコンピュータによる挑戦が続けられてきましたが、1997年にはディープブルーという
スーパーコンピューターがとうとう世界チャンピオンを倒したというニュースが世界中に流れましたね。
(負けたというより、スーパーコンピュータにもそう簡単には屈しない人間の能力ってすごいな、と思いません?)  (2002.6)
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ゼヘツ (ZERTZ)
   <メーカー=SCHMIDT、人数=2人、時間=15分>≪難易度=5、お勧め度=C≫
だんだん小さくなっていくボード上で3色のマーブルを取り合う、というちょっと変わったシステムの2人対戦型ゲームです。
ゲームのルール、コンポーネントはシンプルなのですが、読みが必要な、非常に深いゲームです。

このゲームでは、白のマーブル6個、グレーのマーブル8個、黒のマーブル10個とマーブルを乗せるリング37個を使います。
まず、リングを1辺が4つの6角形を作るようにはちの巣状に並べてゲームを始めます。
ゲームの目的は、マーブルを勝利条件のいずれかを満たすように(全色のマーブルを3個づつ、または白のマーブルを4個、
またはグレーのマーブルを5個、または黒のマーブルを6個)獲得することです。
マーブルは、次のいずれかの時に獲得することができます。
1.(捕獲)1つのマーブルで他のマーブルを飛び越したとき、飛び越されたマーブルは手番のプレイヤーが獲得します。
  もし飛び越したマーブルが続けて他のマーブルを飛び越すことが出来る場合はそうしなければなりません。
2.(分離)マーブルを乗せたリングが、リングの除去を行った結果、メインボードから切り離された状態になったとき、
  そのマーブルは手番のプレイヤーが獲得します。複数のマーブルを一度に獲得することも出来ます。
手番のプレイヤーは、まず、ボード上のマーブルが捕獲可能であるかどうかをチェックします。もし、捕獲が可能であれば
必ず捕獲をせねばなりません。但し、どのマーブルを動かしてどう捕獲をおこなうかは自由です。捕獲を行った場合手番は
その時点で終了します。捕獲が出来ない場合、プレイヤーは任意の色のマーブルを任意の空いているリング上に配置し、
それから、マーブルが乗っておらず、かつ端にあって他のリングを動かさずに取り除くことが出来るリングをどれか1つ
除去して手番を終了します(この際分離が発生すればマーブルを獲得します)。
交互に手番を繰り返し、先に勝利条件を満たしたプレイヤーの勝ちです。

勝利条件が複数あること、そしてマーブルの捕獲が義務であることがこのゲームの特徴になっています。
相手プレイヤーにより価値の低いマーブルを取らせて次の自分のターンでより価値の高いマーブルを取り返すのが基本戦略
となります。一般的に白のマーブルは他の色のマーブルよりも貴重ですから、白マーブルの獲得に気を取られがちなのですが、
うっかりしていると他の勝利条件を獲得されてしまいますから戦略もよく考えないといけません。
強いプレイヤーはしっかり展開を読んでマーブルを配置してきますから、うかうかしていると相手に操り人形のように捕獲を
強要されたあげくいっぺんに負けてしまいます(そのあざやかな手筋には感心してしまいます)。ですから中盤では一手一手
真剣に考え込んでプレイすることになります。面白いゲームなのですが、強い方がほぼ必ず勝つゲームで、ハンディをつける
のも難しいですからなかなか実力の近いゲームの相手を見つけるのが難しいかもしれません。
このゲームは、ギプフプロジェクトというゲームシリーズのうちの1つです。このシリーズのゲームは、いずれも頭脳の格闘技、
とでも呼んだらいいような完全情報型のゲームばかりです。熱心なファンもおられ、世界大会まで開かれているそうです。
(2002.6)
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中国象棋(シャンチー)
   <メーカー=−−、人数=2人、時間=30−60分>≪難易度=5、お勧め度=C≫
お互いに黒と赤の軍隊を率いて攻め合い、先に敵の王様を取ったほうが勝ちと言う2人対戦型ゲームです。
その名の通り、中国のゲームであり、中国将棋とも呼ばれますが、日本の将棋よりはチェスに近いゲームです。
韓国にはチャンギというシャンチーに近いゲームもあるそうです。

敵陣と自陣との間に河が書かれた独特のボードと 、師(将)1個×2、砲、車、馬、相(象)、仕(士)各2個×2、
兵(卒)5個×2の丸い形をした駒を使います。駒はボード上のマス目の交点に置きます。駒は種類によって動かせる
方法、方向が決まっています。また、駒によっては相手陣に入れない(守備専用)ものもあります。
プレイヤーはそれぞれの駒を自陣内の所定の位置に並べてゲームを開始し、交互に自分の駒を動かしていきます。
自分の駒を相手の駒がいるマスに進めると、相手の駒を盤上から取りのぞくことができます。ですから、ゲームが進むにつれ
ボード上の駒はだんだん数が少なくなっていきます。早く相手の師(将)を追い詰めたプレイヤーの勝ちです。

日本の将棋や、チェスに比べて駒の動きがかなり違います。また、敵陣と自陣を分けている河の存在、
そして河を渡れない駒の存在もこのゲームを独特なものにしています。ですから、将棋、チェスを知っている
プレイヤーでも最初は戸惑うのではないかと思います。パパにもまだこのゲームがよくわかっていません(^^ゞ。  (2002.6)
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麻雀
   <メーカー=−−、人数=2−4人、時間=60分>≪難易度=5、お勧め度=C≫
中国伝来のタイルを使うゲームです。日本でもっともメジャーなゲームの1つです(日本中に雀荘がありますね)。
東、南、西、北、白、発、中、という7種類の字牌と、1万〜9万、1筒〜9筒、1索〜9索の27種の数牌をそれぞれ4枚づつ
合計136枚の牌(タイル)を使います。普通は4人ゲームですが、非常にさまざまなローカルルールがあります。
賭博色が強いため、大人の遊びというイメージが強いですが、ゲームとしても非常に完成度の高い優れたものです。

麻雀は、半チャンと呼ばれる1ゲーム単位を繰り返し、最終的にもっとも多くのプラス点を獲得したプレイヤーの勝ち、と
いうゲームです(4人のプレイヤーの得点合計は必ず0点になります…賭けになりやすい点です)。
各半チャン(1ゲーム)では、各プレイヤーは25000点の得点を最初に持ってゲームを始めます。
そしてサイコロによって最初の親(親は、上がったときの得点が子の1.5倍になります)を決めてフェイズを行い、
そのフェイズで親プレイヤーが上がれなかった場合は次のプレイヤーに親が移ります。こうして親が2周するまでフェイズを
繰り返し、終了時に各プレイヤーが持っている得点から30000点を引いた点数がその半チャンの得点となります。
そのゲームで最高得点のプレイヤーはボーナスとして20000点(各プレイヤーのスタート時と終了時の得点の差額の合計)
を別途獲得します。各フェイズは、タイルをすべて裏向きにして2段に積み重ねた山を井桁型にテーブルに並べて始めます。
最初に各プレイヤーは13枚づつの牌を取り、親から時計回りに順に1枚の牌を取って不要な牌を自分の前に並べて
捨てていきます。条件を満たすときには、他のプレイヤーが捨てた牌をもらう(ポン、チー、カン)ことも出来ます。
最初に同じ牌又は連続した数牌3枚のセット×4とアタマ(同じ牌2枚)を完成させた(あがった)プレイヤーが
そのフェイズの勝者となり、手役(40種類以上の手役があります)に応じた得点を他のプレイヤーから受け取ります
(誰かの捨牌であがったときにはそのプレイヤーから全得点を受け取ります。自分が山から取った牌であがったときには、
得点の50%を親から、25%づつを子から受け取ります。親があがったときは子3人から均等に受け取ります)。
(他にも細かなルールがたくさんあるのですが、とても書ききれませんのでここでは省略します。)

毎回自分があがることばかりを考えていては、このゲームの勝者になることは出来ません。不用意に相手の上がり牌を
捨てて(振り込みといいます)しまうと、相手のお手伝いになってしまいますし、何よりも得点を1人で負担せねばなりません。
自分の手の上がりの可能性と得られる得点を考え、そして他のプレイヤーの手の内を捨牌、しぐさなどから読み取って、
自分が上がるために勝負をするのか、それともそのフェイズの勝負を捨てておりるのかを毎ターン判断せねばなりません。
当然相手が自分の読みを外す動きをしていることも考えられますから非常に高度な心理戦が繰り広げられることになります。
非常に様々な戦略、戦術、セオリー、手筋などが編み出されているようですね。麻雀の最終目的は一つ一つのフェイズ、
ゲームの勝敗ではありませんから、時にはフェイズを捨てて、相手の読みを混乱させるためにブラフを仕掛けることもあります。
ちょっとどろどろした部分がありますが、対人ゲームの面白さを存分に味わえるゲームです。
しかし、このゲームはルールも複雑である上に、身につけなければならない基本セオリーも多いため、初心者には
なかなかとっつきにくいゲームでもあります。初心者はまず上級者には勝てませんしね。
ファミリー向けのゲームというよりは、だまし合いを楽しめる大人同士のゲームといっていいと思います。  (2002.6)
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