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★ゲーム大会などのレポート、掲載記事などです。
ゲームサークルに投稿したレポート類の原稿や、うちをご紹介いただいた記事などのスクラップです。

第2回OMCカップ〜なにわの商人決定戦参加レポート(2000.11.12)
       このレポートは、大会後にOMCのホームページに掲載していただいたものの原稿です。

 (1)パパのOMCカップ参加レポート

1.モノポリー前日祭INレガート

ネットでもかなりの盛り上がりを見せていた前日祭。あまり人が多かったら迷惑になるかなあ、と
ぎりぎりまで悩んだんですが、子供が揃って“行きたい”と言うので出かけました。
12時ぎりぎりに到着。中には知らない人がたくさん…今井さんに遠征組の皆さんの名前を
教えていただきました。すると皆さんネットでは名前は存じ上げている方ばかり…なるほどね。
世界チャンピオンの岡田さんもおられ、子供と、“ほら、あの写真の人だよ”とささやきあっていると、
“数年後はなっちゃんの世界ですね”と気さくに話し掛けてこられ、一気に気分がほぐれました。
覚えていていただけるのも子連れの特権ですね。(^^) みこさんともゲームの合間にお話をして、もう
皆さんと知り合いになった気分。皆いい人たちで、すごく楽しい雰囲気でゲームが始まりました。

1ゲーム目は渡辺さん、倉原さん他と対戦。4鉄からオレンジに転換してがんばりましたが、
渡辺さんのダントツで2位でした。うーんやっぱりお上手、という感じのゲームでした。
2ゲーム目は岡田豊さん、ママ他と対戦。岡田さんの強さが炸裂し、レッド、イエローの3枚目を
相次いで踏んで磐石の態勢。岡田さんはライトパープル、あと1人がイエローでスタート。
私はグリーン2枚+DP1枚、ママは4鉄+電水+オレンジ2枚で様子見の状態。
その後ママはオレンジを自力!で、お金たくさんの私はママから4鉄+裏の電水を1100ドルで
買い取って、岡田さんとイエローをねらってもらう事にしました。
思惑通りイエローの家は崩れたんですが、岡田さんはダメージを最小にかわして順調に伸びていきました。
その後私はグリーンを揃え、岡田さんが水道にいるときに鉄道も裏にしてグリーン7軒で岡田さんを
ねらいましたが、岡田さんはピンゾロで刑務所へ。そのあとママのオレンジも崩壊。そこでオレンジを
4鉄で引き取り、刑務所の中の岡田さんをねらってグリーンをつぶしてオレンジ11軒建ててみましたが、
私が先に岡田さんの追加経営のイエローに突っ込み、ゲームは終わり。また2位でした。
本当に楽しいゲームで、モノポリーってこんなに楽しいゲームだったのか”と改めて思ったゲームでした。

ゲームのあと、お好み焼きを食べて皆さんと歓談、楽しいひと時をすごして前夜祭は終わりました。  
帰りの車の中で、かなちゃんが、“明日のOMCカップ出たい”だって。うん、頑張ろうね。


2.OMCカップ当日

朝ちょっと早めに会場に到着、ちょっぴり準備のお手伝いをして開会を待っていると、続々と皆さんが
やってこられました。OMCのメンバーはおなじみですし、遠征組の方とも昨日のうちにお知り合いに
なっていた分気楽なものです。皆さんと雑談しているともう大会のスタート。
和気あいあいというか、既にオーバーヒート気味と言うか、ゲームの始まる前からすごい盛り上がり。
盛り上がって脱線気味になったぶん30分ほど予定より遅れてゲームスタートとなりました。

1ゲーム目、私は6番卓で石井さん、植田さん、浅野さん、清水健一さんと対戦。序盤から石井さんが好調な
買いっぷりで、あれよあれよというまに3鉄+5色で断然リードの状況でした。私はOR1枚だけ…
結局石井さんは3鉄+150ドルでイエローを揃えてスタート。そのあと相次いで健一さんがDP、
植田さんがLB、私がORスタート。浅野さんは鉄道。家が足りず、YE7軒、OR7軒、LB10軒、
DP8軒の状態でしばらく競り合いになりましたが、結局石井さんが押し切ってトップ。私は3位。
ゲーム後石井さんに、“私にお金がないタイミングで家を出してもらう交渉をしていれば勝ちがありましたよ”
とアドバイスをもらい、なるほど、それが力の差なんだなあと納得。
3位にはもう決勝進出の望みはないとの事で、ちょっとがっかりしていると、ママが1位、ゆうやが2位で
決勝進出の可能性があるとの事で、もうここからは応援団気分。賞品の数々を眺めて石井さん達と雑談。
石井さんが、DP賞のモノポリーグラスが欲しいと言われたので、“うちがとったら交換しましょうか”と
冗談まじりで話したりしてました。(これがあとで本当になるとは…)

昼食後、2ゲーム目。私は5番卓で今井さん、一階さん、名古さん、園田さんと対戦。
園田さんが4鉄を自力、序盤からかなり優勢。私は2周半何も買えず、ちょっと苦しい展開。
程なく今井さんはDPを揃え、園田さんはLPスタート。一階さんは4鉄。名古さんと私はGRとREが
持ち合いになっていたけれど、お金がない名古さんとの交渉がまとまらず、どうしようか、という感じでした。
それからやっとREを揃えて6軒スタートしましたが、今井さんのDB3軒に入って1飛びとなりました。
ゲームは今井さんが園田さんを差しきってトップでした。
まわりはというと…7番卓が大騒ぎ。自分のテーブルの交渉の声が聞こえないぐらい。見ると…
辻本さんのDBにホテルが建ってました。下位卓には下位卓の楽しみがありますね。
うちの家族は誰も決勝に進出できず、順当というか、残念というか…まあ、こんなものですよね。

3ゲーム目。私は7番卓で渡辺さん、清水健一さん、坂田さん、山本さんと対戦。渡辺さんがどんどん
お金を使って権利証を押さえる展開になりました。お金のない渡辺さんがどうさばいていくのかな、と
思って見てるとそれはもううまいもので、見る見る形を作っていきました。結局GRを経営。
健一さんはDB、坂田さんはちょっと苦しいYE、私は4鉄からLPを1100ドル持ちでスタート、
山本さんは4鉄。これはかなり有力だな、と思ってお客がLPの手前に来たら家を建てるつもりでいたら、
振るたびに支払がかさみ、倍鉄も引いて半周後にはお金が400ドルちょっとまで減ってしまい、
経営をあきらめざるを得なくなりました。そこで再び4鉄に戻って粘りましたが結局3位。
ゲームはREも追加経営した渡辺さんの圧勝でした。遊びごころのたっぷりつまったゲームで、
初めてモノポリーの大会に参加されたという坂田さんも楽しそうにプレーしておられました。

さて表彰式。皆さん疲れも見せず、大変な盛り上がりを維持。皆さんすごいパワーですねえ。
最初にエイトカラー賞の発表。なんとなっちゃんがDP、LBと連続受賞でニコニコ。
おまけに準優勝の石井さんのお申し出でDP賞とモノポリーバックパックを交換していただいて
なおご満悦。それぞれに賞品をいただいて、最後にDB賞のじゃんけん大会となりました。
これをなんとかなちゃんが獲得。いいのかな、こんなにいただいて…と思っていると、原さんや水沼さんが
せっかく獲得された賞品を子供たちに下さるとのお申し出。親のためらいをよそになんの遠慮もない
子供たち…足手まといでしょうに皆さん子供に優しくしていただき、ありがとうございます。

私達がOMCに参加するようになってちょうど1年が経ちます。最初はろくに話もできなかった子供たちも
すこしづつですが、ちゃんと話をすること、そして皆さんと楽しく遊ぶためには自分もそれなりの役割を
果たさなければならないことを学びつつあります。そして、家にはゲームがたくさん増えました。
親子の会話も増えましたし、何よりも夜テレビを見なくなりましたね…ゲームに忙しくて。(^^)

優勝された表寺さんをはじめ、この大会で好成績をおさめられた皆さんおめでとうございます。
この大会を運営されたスタッフの皆さん本当に楽しい時間をありがとうございました。
そして遊んでいただいた皆さんありがとうございました。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
長文、駄文失礼しました。


 (2)子供たちのOMCカップ参加日記(交換日記より転載)( 《 》内の文字はパパの補足です)

1.なっちゃんの日記

OMCカップとるぞー!!1回戦目、ライトパープルけいえいしたよ!
でも、ダークブルー3げんおーるに入ってはさん!!1回戦目5いに
なっちゃったよ…でもまだまだこれからっとおもったけど2回戦目
ライトブルーをけいえいしてホテルにすればよかったのにけんいちさんが
たてちゃった。10けんしかのこってないからたてれないよ〜。
《その上》イエローもオレンジもたてるの!!《あと2人も家をコールしたようです》
それで2けん2けん3けんになっていきのこれたけど5い。《このゲームがLB賞のようです》
いいもん3回戦にかつもん!?でもみんながきくからかなしい、しくしくしくしく。
3回戦目ライトブルー4けんオールでで4いでもなんかすご〜〜くうれしかったよ!
おうが《大賀》さんがブビィしょう(ダークパープルしょう)とった《と言ってた》けど
それはブビィメーカーしょうだよ。わたしがブビィしょうはとったぞ!!ってじまんできないけどね。
で、ところが2いのいしいさんが「こうしょうです、そのカップとしょうひんをこうかんしてください」
っていってもらったからモノポリーバックとこうかんラッキー!!
ライトブルーしょうももらったよ!!パパもかおうとおもってたゲームをとれたからよかったよ。
それからじゅんいごとにとるときオルゴールをもらったよ!!ってことで3つのしょうひんを
もらったよ!!うれしかったけどかてなかったからざんねん。


2.ゆうやくんの日記

きのうOMCに行ってモノポリーをして1回せん目に、レッドホテルまでいったけど
だれ一人はまってくれずくずれてしまいました。二位になってしまいました。
二回せん目は、ライトパープルにだれもとまってくれず、4位になってしまいました。
三回せんはオレンジをホテルまでいったけどやっぱりだれもとまってくれませんでした。
また二位になれたのがうれしかった。《3戦目ゆうやは3位です》
さいごはっぴょうのときにほしい物がもらえたのがうれしかった。
これからも行けたらかならず行くからね。
けっしょうテーブルにのこれなかったのがくやしかったです。


3.かなちゃんの日記

ものぽりーたいかいのとき1かいせんしててこうしょうしててつまんなかったから
はらさんのすりっぱであそんでてたのしかったよ。
ものぽりーたいかいのとき1かいせんはオレンジやって2かいせんはあかをやって3かいせんは
オレンジをやって1かいせんは5いで2かいせんは5いで3かいせんは2いで、
2かいせんはちょっとみんなつおかったよ。
宮っ子(西宮市民の地域情報誌)2004年6月号
       この原稿は、宮っ子2004年6月号“苦楽園、この人にインタビュー”コラムに写真入で掲載されたものです。
3人の子供たち(今年中2、中1、小5になります)の成長に合わせて、家族でいろんな
ボードゲーム、カードゲームを遊ぶようになってから、もう相当の年月がたちます。
いつの間にかゲームの数が増え、今ではうちにはドイツをはじめとする各国のゲームが
140種類ほどあります。ただ所有しているだけではなく、すべてのゲームを家族全員が
楽しんでいることがうちの自慢です。

日本ではゲームと言えば今ではテレビゲームばかりがポピュラーで、テーブルゲーム
(ボードゲーム)は囲碁、将棋などのごく一部のゲームを除いてはあまり遊ばれていません。
しかし、ドイツなどの欧米諸国では、家族全員で夕食後のひと時をボードゲームに興じる、
という光景はごく一般的で、老若男女を問わず広くボードゲームが遊ばれています。
ゲームの種類も非常に豊富で、今までに発売されたゲームは数千を数えますし、
今もなお毎年300種類以上もの新しいゲームが発表され続けています。
また、ゲームの中には、モノポリー、ラミーキューブ、カタンの開拓者など世界大会まで
定期的に開催されているものもあります。

人と人が向き合って遊ぶボードゲームの楽しさは、テレビゲームなどでは味わえないものです。
特に、ボードゲームの中でも3人以上で遊ぶものを多人数ゲームと呼びますが、こうした
ゲームでは各プレイヤーの思惑が複雑にからみ合いますから、2人で遊ぶゲームと違って
強い人が勝つとは限らないのも面白い点です。小さなお子さんでも十分楽しめて、
なおかつ勝つチャンスがあり、さらに大人にとっても十分面白いゲームもたくさんあります。
また、多くのゲームにはファンタジックな時代・世界設定があり、ゲームボードもいかにも
それらしい雰囲気をただよわせていますから、想像力を働かせて「なりきって」遊ぶのも
楽しいです。たとえば、最近映画でも有名になった「指輪物語」ボードゲームでは、参加者
はホビットとなって互いに協力し合って魔王サウロンに立ち向かいますが、原作のストーリー、
迫力を上手にゲームに取り込んでおり、雰囲気たっぷりのゲームに仕上がっています。

そして、テレビを見るぐらいのちょっとした空き時間に手軽に遊ぶことが出来る
ボードゲームは家族のコミュニケーションツールとしても非常に優れたものだと思います。
更に、子供の教育という面でもボードゲームは優れた効果を持っています。
ゲームは良い頭の運動にもなりますし、確率などの数学的な概念も体感できます。
それに、ゲームではいつも自分の思い通りにはなりませんし、みんなで楽しく遊びたければ
自分勝手なことはできませんから、自然と協調性も身についていきます。

このようにすばらしいボードゲームを日本にも広めようと言う活動も始まっています。
日本には色々なゲームサークルがありますが、中でも「世界のボードゲームを広める会ゆうもあ」
というNPO法人が2003年大阪を本拠として活動を開始しており、
今では東京、草津、京都、大阪、高松で定期的に子供づれのご家族などの
ゲーム初心者を対象としたゲーム会を開催するようになっています。参加は無料です。
色々なゲームを楽しんでみるいい機会ですし、皆さんがご参加いただければと思います。
私たちはこれからも家族みんなの趣味としていろんなゲームを遊び続けていくつもりですし、
少しでも多くの方々がボードゲームの楽しさを知って下されば嬉しいと思っています。